海空封鎖、物流に影響=中国の演習3日目―台湾

 【台北時事】中国軍が台湾を包囲する形で実施している軍事演習が6日、開始から3日目に入った。台湾国防部(国防省)によると、5日には中国軍機68機と軍艦13隻(いずれも延べ数)が台湾周辺に展開し、多数が台湾海峡の中間線を越えた。台湾周辺の広い海空域を封鎖する異例の軍事挑発で、物流への影響が広がり始めている。

 軍事演習は南部・高雄や北部・基隆といった国際港付近などで行われている。台湾政府関係者によると、一連の軍事活動が交通を妨げ、航空便のキャンセルや船舶の迂回(うかい)航行で経済的損失が出ている。関係者は「心配なのは軍事面よりも物流への影響」と打ち明ける。 

 ただ、市民の混乱を避けるため、蔡英文政権の対応は抑制的だ。国防部は2段階ある戦闘準備レベルを、平時の水準に維持したまま警戒に当たっている。市民にも動揺は見られず、台湾各地で夏休みを楽しむ日常的な光景が保たれている。

 今回の演習はペロシ米下院議長の台湾訪問に反発した中国が4~7日の日程で開始した。台湾主要紙・聯合報は、規模と装備の面で「1995~96年の台湾海峡危機を上回っている」と報道。蔡総統は4日に「前例のない脅威にさらされている」と表明した。

【了】

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