鉄道の運転手は、出発するときに『出発進行!』と言わないときがある!?

「出発減速」?「出発警戒」??

実は鉄道において「出発進行」とは、「出発信号機が『進行(青)』表示である」という意味。決して「これから発車する」という意思表示、合図ではありません。信号機の表示を、運転士が口に出して確認しているに過ぎないのです。

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東海道本線根府川駅(神奈川県)の出発信号機。「中線」とは、この駅にある3つの番線のうち真ん中の線へ向けた信号機であること、「出」とは出発信号機であることを意味する。

出発信号機は主として駅に設置されている信号機で、運転士は駅から列車を発車させる際、その表示を確認してから発車させます。

列車を発車させるとき、この出発信号機が「進行(青)」表示だった場合に、運転士は「出発進行」と言います。

しかし、出発信号機の表示が「進行(青)」以外だと違うことを言います。

・速度が75km/h以下に制限される「減速(青+黄)」表示の場合
→「出発減速」
・速度が55km/h以下に制限される「注意(黄)」表示の場合
→「出発注意」
・速度が25km/h以下に制限される「警戒(黄+黄)」表示の場合
→「出発警戒」
※信号による制限速度は鉄道会社によって異なる。

以上のように、運転士は信号の表示によって言葉を変えます。「出発進行」と運転士が言うのは、出発信号機が「進行(青)」表示の場合だけなのです。

例えばこのページに掲載している根府川駅の出発信号機の場合、写真では「停止(赤)」なので、「出発停止」です。これが「停止(赤)」以外に変わると出発することができ、そのときに表示が「進行(青)」ならば、「出発進行」と言います。

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コメント

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6件のコメント

  1. ちょっと知識があれば分かることです。観察力も必要。常磐線日暮里下りの発車時には、「第二場内進行」(三河島の場内信号機)がふつう。阪急塚口は、特急が通過時に「出発進行」と喚呼。難しいはなしでは無いので、もうすこし
    世間に広まってほしいですね。とくに、「何とか鉄」と呼ばれるヒトはこれくらいの知識は。

  2. 本文はだいたいあってますが、この見出しを書いた編集者! 運転手ではありません。「運転士」です! 細かいことですが、こういう間違いが全体の信用を低下させてしまいます。くれぐれもご注意を。

  3. 出発進行とは、ポイントなどが有る駅で、ブラットホーム前方にある、「出発信号」が「進行/青信号のこと」になったとき、指さし確認する言葉です。ついでにプラつとホーム手前の信号は、場内信号で「場内、注意」などと確認しています。ポイントの無いだけの駅には、そもそも「出発信号」が無いので、出発進行とは、言いません。ですから駅の無いところの信号では、「進行」とか「注意/橙」などと言っています。

  4. もう少し細かく言うと、信号は「表示」ではなく「現示」です。合図は「表示」です。

  5. コメント民揚げ足の撮りすぎ。
    まぁ、中の人にしたら言い間違いなど許されないかも知れんが。

  6. 出発進行は、出発信号機が進行を出しているから出発進行であり、
    もし信号機が、🟡 の表示だった場合は、警戒が出てたら25km/hで走らなければいけないので、出発警戒と
           ⚫ 言うことになります。分かったかな??
           ⚫
           🟡