ガガ魅了 品川駅立ち食いそば

品川駅名物「メガ」「丼」

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品川駅ホームの立ち食いそば店で提供される「メガチキン竜田そば」。もちろん、うどんも選べる。

 品川駅の立ち食いそば店における名物メニューのひとつは、在来線ホームの店舗で提供されている「メガチキン竜田そば」(510円)です。名前の通り、鶏の竜田揚げがドカンと、麺の大半を覆い尽くすほどに鎮座。立ち食いそばの揚げ物といえば一般的には天ぷらですから、邪道に思うかもしれません。しかし「メガチキン竜田そば」の、立ち食いそばに虚飾はいらぬ、いつでも直球ストレート勝負だと言わんばかりの、鶏肉の塊が堂々と存在感を放つ姿は、むしろ立ち食いそばの王道なのかもしれません。

 また品川駅の在来線ホームにある立ち食い店舗では、麺類以外にも名物があります。その名も「品川丼」(470円)です(置いていない店舗もあり)。

 これを注文すると、店員さんが丼にご飯を盛ります。そしてかき揚げをタレにくぐらせ、その上にのせます。簡単にいえば、これで完成です。タレでしっとりしたかき揚げ。付け合わせで出てくるキュウリの漬け物と、そばつゆの入った汁椀。このチープさがたまらないと、密かに人気だったりします。

 ホーム以外にも改札内の「駅ナカ」店舗として、エキュート品川サウスに立ち食いそば店「吉利庵」があります。メニューなどはホームの店舗と異なりますが、こちらは小洒落ていて女性でも入りやすいかもしれません。

 ちなみに品川駅の立ち食いそば店には2009年12月まで、カウンターにワカメ、ゴボウ天、ちくわ天、山菜などのトッピングが並び、それを自由に入れられた「お好みそば」(440円)という名物もありました。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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3件のコメント

  1. もうチキン竜田そばはありません。1年も前に販売終了してます。

    ついでに、「吉利庵」に女性はとても入れません。
    (客も従業員も、オヤジで占拠してしまってるから)

  2. 1985年から2000年頃にかけて、品川駅を利用していた。
    かつて「品川丼」はチープでも何でもなく、安価に腹を満たしたい学生や労働者にはコスパの高いメニューであった。

    11、12番の東海道線下りホームに在った、常盤軒の東京寄り立ち食いそばスタンドで提供された「品川丼」は、カウンターに並んだ天かすや刻み油揚げ、ワカメ、ニシンの細切れ、かつお節などを、そばつゆの椀に盛り放題だった。

    現在は、3、4番の京浜東北線ホーム大井町寄り階段下の常盤軒の「ビーフカレー」がお勧め。立ち食いそば屋系では珍しくコクのある欧風カレー。

  3. ががが食った物なんてむしろ食いたくないだろ