孤立する大糸線 「18キッパー」が注目

大糸線が地震で不通となり動向が注目されていますが、この路線は現在、あることでも「18キッパー」から動向が注目されていたりします。はたしてどんな理由でしょうか。

北陸新幹線で飛び地になる大糸線

 2014年11月22日夜の地震(最大震度6弱)により、JR大糸線では土砂の流入などが発生。11月23日16時現在、同線は一部区間が不通になっています。

 この大糸線は、来春の北陸新幹線開業に伴って一部の鉄道ファンから注目されている路線でもあります。

2014年11月現在のJR在来線路線図。松本~南小谷~糸魚川間が大糸線。北陸新幹線開業に伴い、北陸本線の金沢~直江津間は第三セクター鉄道になる。

 大糸線は内陸の盆地にある松本(長野県松本市)と、日本海沿岸の糸魚川駅(新潟県糸魚川市)を結ぶ全長105.4kmの路線です。そして途中の南小谷駅(長野県小谷村)を境に松本~南小谷間の70.1kmがJR東日本、南小谷~糸魚川間の35.3kmがJR西日本の管轄になっています。

 現在、大糸線は糸魚川駅でJR西日本の北陸本線と接続しています。北陸本線は米原駅(滋賀県米原市)と直江津駅(新潟県上越市)を福井、金沢、富山駅経由で連絡するJR西日本の路線です。

 しかし北陸新幹線の開業で、並行する北陸本線の金沢~富山~糸魚川~直江津間が第三セクター鉄道に経営分離されます。つまり大糸線は、JR西日本の在来線網から孤立した路線になるわけです。

 ここで、「青春18きっぷ」ユーザー(18キッパー)が大いに関心を持っていることがあります。「青春18きっぷ」は全国のJR普通列車に乗り放題となるきっぷで、現在はこのきっぷだけで、松本駅から大糸線経由で富山駅方面へ向かうことが可能です。

 しかし北陸本線が第三セクター鉄道になってしまうと、松本駅から大糸線経由で糸魚川駅に着いても、第三セクター鉄道分の運賃、もしくは北陸新幹線の運賃・料金を別に支払わねば、列車に乗って富山駅や直江津駅方面に行くことができなくなってしまうのです。

この記事の写真一覧

  • 20141123_18kippu2
  • 20141123_18kippu
1 2

関連記事

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 大糸線が特例適用されるかも、なんて考えたキッパーなんていなかったと思いますが。
    「西日本」としては飛び地ですが、JR線では孤立でもなんでもないですし。