導入進む液晶画面を使った車内広告 路線で異なるその料金

中央線快速は110万円、埼京線は55万円

 山手線で2015年秋頃から営業運転を始める計画の新型車両E235系では、中吊り広告を廃し液晶ディスプレイを使った広告だけになる見込みです。

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車内の広告媒体がデジタルサイネージ化(液晶画面化)される山手線の次期車両E235系(画像:JR東日本)。

 現在、このように車内の広告媒体が紙から液晶ディスプレイへ変移しつつありますが、そうした液晶ディスプレイを使用した車内広告を出すには、いったいどれぐらいの料金が必要なのでしょうか(料金はすべて2014年12月15日時点のもの)。

 「小田急TV」では1枠15秒の広告が基本で、それを1週間流した場合は30万円としています。15秒を越える場合、5秒ごとに10万円の加算です。

 JR東日本の「トレインチャンネル」では、ジェイアール東日本企画の料金表によると「山手線、中央線快速、京浜東北線・根岸線、京葉線、埼京線、横浜線、南武線セット」の「スポットCM」(15秒、1週間)で420万円です。

 またこの「スポットCM」(15秒、1週間)を中央線快速で行った場合は110万円、京浜東北線・根岸線は99万円、埼京線は55万円、京葉線は35万円となっています。また先述の「山手線、中央線快速、京浜東北線・根岸線、京葉線、埼京線、横浜線、南武線セット」において、「長期スポット30CM」(30秒、26週間)だと1億2800万円です。

 ちなみに紙の中吊り広告の場合、同じくジェイアール東日本企画の料金表によると「首都圏全線セット7days」は890万円。中央線快速に1週間掲出した場合、93万円となっています(共にB3サイズの場合。料金は期間によって異なる)。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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