愛知が世界に例を見ない「中央翼生産センター」に 「ボーイング777X」向け工場を建設 富士重工業

愛知県にある富士重工業の半田工場敷地内へ、新たにボーイングの次世代大型旅客機「777X」の中央翼組み立て工場が建設されます。半田工場では現在も「777」「787」や「P-1」「C-2」といった航空機の中央翼を組み立てており、この半田工場は中央翼の生産では世界に例を見ない規模になるそうです。

777、787、そして777X

 富士重工業は2015年1月20日、「ボーイング777X」向けの中央翼組み立て工場を、愛知県半田市にある半田工場敷地内に建設することを発表しました。

「777X」は米ボーイング社の次世代大型客機で、その主要構造物の21%が富士重工業、三菱重工、川崎重工業、新明和工業、日本飛行機という日本企業によって開発、製造されると伝えられています。「中央翼」とは主翼と胴体をつなぐ部分です。

富士重工業で製造された中央翼などをアメリカの最終組み立て工場へ運ぶボーイング747-400LCF「ドリームリフター」(2010年2月、恵 知仁撮影)。

 現在、富士重工業の半田工場ではボーイング社の大型旅客機「777」「787」の中央翼、防衛省の固定翼哨戒機「P-1」、次世代輸送機「C-2」の中央翼などの組み立て作業を行っており、そこへ新たに「777X」向けの中央翼組み立て工場が建設される形です。富士重工業によると「半田工場は世界に例を見ない中央翼生産センターになる」といいます。

 富士重工業は1917(大正6)年に群馬県で設立された「飛行機研究所(のちの中島飛行機)」をルーツとする企業で、現在は自動車航空宇宙、産業機器などに関する事業を行っています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

この記事の写真一覧

  • 20150120_fuji

関連記事

最新記事

コメント