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列車にも季節感がある津軽鉄道

 少子高齢化、人口減少、車社会化などによって厳しい状況が続く地方の鉄道。津軽鉄道も同様で、車内のダルマストーブでスルメを焼いて味わえる「ストーブ列車」のほか、津軽金山焼の風鈴を車内につるした「風鈴列車」、駅員が飼育した鈴虫をかごに入れ車内に設置、その声を楽しめる「鈴虫列車」を運行するなど、活性化に向けた努力が続けられています。

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ストーブ列車の車内ではスルメが販売されており、その場で焼いて楽しめる(2011年2月、恵 知仁撮影)。

 津軽鉄道総務部課長の白鳥さんによると、津軽鉄道の魅力は四季折々の風景を楽しめることだといいます。津軽鉄道沿線の金木は太宰治の出身地で、その太宰と縁の深い芦野公園は桜の名所。津軽鉄道も芦野公園駅付近では桜のなかを走ります。

 また夏は五所川原の「立佞武多」といった「祭」があり、秋は黄金色の田園、冬は雪景色と彩り豊かな風景があるそうです。その情景も、そして走っている列車も日本らしい季節感にあふれているのが津軽鉄道の魅力かもしれません。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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