子供たち乗せ特別列車「幻のホーム」へ 東京メトロ

東京メトロ銀座線の車両を使って、中野車両基地から丸ノ内線を経由し、銀座線新橋駅の「幻のホーム」まで走るという珍しい列車が運転されました。同社が開催した「ラッピング車両デザインコンテスト」に伴うもので、受賞した子供たちはもちろん、珍しい場所から珍しい場所への旅に同乗の保護者も楽しんでいたようです。

ではなく車両基地から電車に乗車

 2015年3月1日(日)、オレンジ色をした東京メトロ銀座線用の車両が大勢の子供たちを乗せて丸ノ内線を走り、赤い色が目立つ新宿駅や四ツ谷駅を通過。赤坂見附駅で銀座線の線路へ進路変更したのち、新橋駅の「幻のホーム」まで走りました。

 銀座線の新橋駅には、1939(昭和14)年にわずか8か月間だけ使用されたホームが現在も残っており、「橋新」と右から横に書いたレトロな駅名表示も存在。しかし通常は関係者以外立ち入りできないため、鉄道ファンなどから「幻のホーム」と呼ばれています。

新橋駅「幻のホーム」へ到着した特別列車。「橋新」の文字が見える(2015年3月1日、恵 知仁撮影)。

 そんな大変珍しいホームが行先という変わった列車は、東京メトロが創立10周年記念行事の一環として開催した「ラッピング車両デザインコンテスト」に伴って運転されたもの。乗車していたのは、受賞者である小学生以下の子供たち34人と保護者です。そのコンテストの受賞作品でラッピングした銀座線1000系電車を使用し、「幻のホーム」まで「受賞記念乗車」が行われました。

 実はこの列車、変わっているのは目的地だけではありません。受賞者たちが乗車したのは駅ではなく、丸ノ内線沿線にある中野車両基地です。普通なら入れない場所から、やはり普通なら入れない「幻のホーム」へ、子供たちを乗せて列車が運転されたことになります。銀座線の車両に乗って丸ノ内線を走り、赤坂見附駅で銀座線に入るというのも貴重なことです。

 東京メトロ広報部の米谷さんは、子供たちに喜んでほしい、良い思い出を作ってほしいといった意味もあり、こうした運転経路にしたといいます。普通なら体験できないことばかりのこの列車、子供たちはもちろんのこと「幻のホーム」で写真を撮るなど、保護者の方々も楽しんでいたようです。

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