鳥取コナン空港、漫画キャラを使うもうひとつの意味

3月1日から鳥取空港の愛称が「鳥取砂丘コナン空港」になりました。近年、こうした空港への愛称命名はよく見られますが、漫画のキャラクター名はどのくらい効果があるのでしょうか。鳥取空港の意外な狙いが、そこに見えてきました。

既に実績のある空港を参考に

 2015年3月1日(日)から、鳥取空港の愛称が「鳥取砂丘コナン空港」になりました。鳥取を代表する観光地「鳥取砂丘」と、鳥取県北栄町出身の漫画家、青山剛昌さんの人気作品『名探偵コナン』が持つ知名度を生かし、鳥取空港をアピールすることが目的です。

 愛称だけではなく、空港のいたるところが『名探偵コナン』のキャラクターで賑わい、等身大フィギア、ウェルカムサイン、特大トリックアート、そしてさらには青山剛昌さん描き下ろしのイラストも展示されています。

『名探偵コナン』は2014年に「週刊少年サンデー」への連載が20周年を迎え、また2014年時点でコミックスの総発行部数は1億5000万部を突破。それほどの人気漫画です。愛称に使うことによって、漫画ファンなど多くの人に空港を知ってもらうことができるでしょう。

 ただ実際のところ、それでどのくらい利用客が増えるのでしょうか。

鳥取空港には愛称が、漫画『名探偵コナン』のタイトル風に掲示されている(写真提供:まんが王国とっとり)。

 鳥取県では既に2010年4月、米子空港が「米子鬼太郎空港」という、漫画に由来する愛称を使い始めてました。

 この米子空港の搭乗者数は2009年、73万5865人だったのに対し、2014年は118万9475人と大幅にアップ。その理由について米子空港の徳尾さんは「NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』、出雲大社の大遷宮、スカイマークの就航など複合的な要素もあるので一概にはいえません」と話しますが、少なくとも愛称つけて搭乗者数は減っていません。

 鳥取空港は、この「米子鬼太郎空港」を参考にしたといいます。そして鳥取空港の利用者数についても、2014年4月は2万5561人だったのに対し、愛称使用開始後の2015年4月は2万7222人と6%アップ。「コナン効果」があるとも考えられる数字が出ています。

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