筑豊電鉄、駅名にネーミングライツ導入 最高額は黒崎駅前

スポンサーが駅名に愛称を命名できる権利、いわゆる「ネーミングライツ」の制度を2015年7月から、筑豊電鉄が導入します。

駅名標や車内放送などで

 筑豊電気鉄道(福岡県中間市)は2015年6月17日(水)、7月から「駅名ネーミングライツ」を導入すると発表しました。スポンサーになった企業などが駅に愛称(副駅名)を命名することができ、その愛称が駅名標や車内音声放送、車内の運賃モニターに表示されるものです。

Large 150618 chikuhou 01
左が「駅名ネーミングライツ」導入前、右が導入後の駅名標イメージ(画像提供:筑豊電鉄)。

 駅名標では、駅名の下部に【○○病院前】といった形で愛称を表示することが可能。車内音声放送では「次は穴生、『○○病院前』、次は穴生です」など3種類のパターンで愛称を流すことができるそうです。

 筑豊電気鉄道はこの「駅名ネーミングライツ」について、「公共性の高い鉄道駅の愛称としてご活用いただくことで、ちくてつ電車をご利用のお客さまや沿線住民のみなさまに対して、スポンサーさまの企業名・商品名等の認知向上・イメージアップ等の効果」が得られるとしています。

 ちなみに1年あたりの税抜価格は、最も高い黒崎駅前が250万円、三ヶ森や通谷が80万円、筑豊直方や西黒崎が50万円、筑豊中間が40万円など。最も安価な遠賀野や楠橋は25万円で、最高額の黒崎駅前とは10倍の差になっています(契約期間は最低2年間)。

【了】

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。