【今日は何の日?】積雪量がJR最高の駅、開業

11月19日、積雪量でJR最高を誇る駅が開業しました。

 1925(大正14)年の11月19日。飯山鉄道が長野県内の西大滝~森宮野原間で延伸開業しました。現在、豊野~越後川口間を結んでいるJR東日本の飯山線です。

 このとき開業した森宮野原駅(長野県栄村)は、ある“日本一”を持っています。1945(昭和20)年2月12日、7.85mの積雪を記録。国鉄・JRで最高の積雪量を記録した地点なのです。森宮野原駅にはその記録を示す標柱が設置されています。

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飯山線の森宮野原駅に設置されている「JR日本最高積雪地点」を示す標柱(2007年12月、恵 知仁撮影)。

 ちなみに、紀行作家の故・宮脇俊三さんはこの記録について「信じがたいほどの数字」と表現し、「昭和二〇年二月といえば、新聞は半ペラ二ページで朝刊だけ、ラジオは空襲関係の『軍管区情報』と官製のニュースばかりで、天変地異の類は、まったく報道されなかった」と著作『旅の終りは個室寝台車』で記しています。

【了】

【写真】「積雪7.85m」を列車と比べると…

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