JR東の豪華列車「四季島」北海道も走行へ 新幹線仕様の青函トンネル越えて

コースは1泊2日から3泊4日、長野県から北海道まで

 JR東日本は「TRAIN SUITE 四季島」の運行ルートについて、春から秋は3泊4日と1泊2日のコースを設定。記載されている各駅で、乗車または降車を予定しているといいます。

【春~秋・3泊4日コース】
1日目:上野~日光~(車中泊)~
2日目:~函館~伊達紋別~登別
3日目:東室蘭~洞爺~新函館北斗~青森~弘前~(車中泊)~
4日目:~鶴岡~あつみ温泉~新津~東三条~上野

 上野駅を発車し、翌日に北海道へ上陸。3日目に本州へ戻り、日本海側を経由して上野駅へ戻る形です。JR東日本によると「豊かな自然が四季折々に見せる風景や、自然と共にある暮らしや文化にふれる旅」といいます。

【春~秋・1泊2日コース】
1日目:上野~塩山~姨捨~(車中泊)~
2日目:~会津若松~上野

 上野駅から、まず中央本線経由で山梨県へ。そして長野盆地を見下ろせ、「日本三大車窓」のひとつとされる姨捨駅へ立ち寄ったのち、福島県の会津若松駅に向けて車中泊します。JR東日本によると「里山、棚田、ぶどう畑などのぬくもりのある風景や、その地に息づく工芸品の粋すいを味わう旅」とのこと。

 冬は2泊3日コースのみの設定です。

【冬・2泊3日コース】
1日目:上野~白石~松島~(車中泊)~
2日目:~青森~弘前~青森~一ノ関~(車中泊)~
3日目:~鳴子温泉~上野

 宮城県の白石、松島へ立ち寄って車中泊したのち、青森県内まで行って再び宮城県の鳴子温泉へ移動する内容です。JR東日本によると「雪国の冬ならではの繊細な景色や、冬の愉しみを再発見する旅」といいます。

「『TRAIN SUITE 四季島』では、こだわりの食や心のこもったおもてなしでお客さまに『本物の上質感』を感じていただき、この旅でしか味わえない特別感のある非日常的な体験を提供して参ります」(JR東日本)

 これら運行ルートは現時点での計画で今後、変更されることがあるそうです。

【了】

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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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1件のコメント

  1. 庶民が気軽に乗れる料金じゃないですよ。

    列車の旅がまた遠のく。