領空侵犯、日本はどう対応? トルコとは大きく異なるその現実

領空侵犯したとして、トルコ軍機がロシア軍機を撃墜。外交問題になっていますが、日本で似たような状況が発生した場合、どうなるのでしょうか。日本の現実は、トルコの場合と大きく異なるようです。

“異例”である有人戦闘機の撃墜

 2015年11月24日(火)、シリア上空において作戦行動中だったロシア空軍戦闘機Su-24が、隣国トルコの領空を侵犯。トルコ空軍戦闘機F-16「ファイティングファルコン」によって撃墜されるという事件が発生しました。Su-24の乗員2名のうち1名が緊急脱出後に死亡したこともあり、現在ロシア・トルコ間において大きな外交問題に発展しています。

 領空の侵犯によって撃墜にまで至る事件は、無人機であればそれほど珍しくはありませんが、“有人の戦闘機が攻撃を受け撃墜された”という点において今回は異例であり、世界中の注目を集めています。また2012年には、シリア領空を侵犯したトルコ空軍RF-4E「ファントムII」偵察機(原型は戦闘機)がシリア軍の地対空ミサイルによって撃墜される事件も発生していました。

日本領空へ接近した中国軍の戦略爆撃機H-6K(写真出典:防衛省)。

 昨今、日本においても「対領空侵犯措置」における戦闘機の緊急発進の増加が問題となっており、昨年度は810回に達しています。11月27日(金)には中国軍の戦略爆撃機H-6Kが8機接近し、うち4機が沖縄本島と宮古島の間を通過するという、大規模な領空への接近(侵犯は無し)事案が発生しました。もし外国の航空機が日本の領空を侵犯した場合、航空自衛隊はどのような対処を行うのでしょうか。

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コメント

2件のコメント

  1. 毅然とした態度で、先手、迎撃できる法整備を望みます。なめられたら終わり。。。

  2. 「警告射撃にも従わないときは二機で挟んで強制着陸させる」とTVでやっていたけど。