【今日は何の日?】新幹線「STAR21」が当時の日本記録425km/hを達成

12月21日、新幹線「STAR21」が当時の日本記録である425km/hを達成しました。

 1993(平成5)年の12月21日。JR東日本の高速試験電車952・953形「STAR21」が、当時の日本において、超電導リニアを除く鉄道で史上最速となる425km/hの速度記録を達成しました。

 速度試験は上越新幹線の越後湯沢~新潟間で実施され、燕三条駅(新潟県三条市)付近でその速度を記録しています。

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滋賀県の鉄道総研に保存されている「STAR21」の952形先頭車(2011年10月、恵 知仁撮影)。

 この「STAR21」は比較試験のため両先頭車の形状が異なるほか、車体の材質も「アルミダブルスキン構造」であったり「ジュラルミンリベット構造」であったり、車両によって異なるのが特徴のひとつです。また953形は新幹線で唯一、車体と車体の連結部分に台車を設置する「連接車」という方式になっています。

 走行試験を終えたのち「STAR21」は廃車になりましたが、いまも合計3両が宮城県にあるJR東日本の新幹線総合車両センター、滋賀県にある鉄道総研で保存されています。

 また現在、超電導リニアを除く日本の鉄道で史上最速を記録しているのは、JR東海の955形高速試験電車「300X」です。1996(平成8)年7月26日に443.0km/hを達成しています。

【了】

【写真】さらに速い443.0km/hを記録した955形「300X」

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