町田から平日は大手町、休日は新宿を1枚に 二区間定期券発売 小田急

小田急電鉄が、1枚で2区間に乗車できる定期券を発売。町田駅から平日は仕事で大手町駅へ、休日は遊びで新宿駅へ、といった使い方が1枚の定期券で可能になります。

たまに新宿へ行く場合でも安く、便利に

 小田急電鉄は2016年2月25日(木)、「小田急・東京メトロ PASMO 二区間定期券」を発売すると発表しました。

 例えば町田駅から小田急線を利用し、平日は職場のある都心の大手町へ、土日は遊びに新宿へ行きたいという場合、「町田~代々木上原~新宿」と「代々木上原~新宿」という2枚の定期券を購入するケースが考えられます。しかし定期券が2枚になってしまうため、便利とは言い難い状況です。

 しかしこの「二区間定期券」は、「町田~代々木上原~大手町」と「代々木上原~新宿」の2区間を1枚のPASMO定期券として発行可能。煩わしさがなくなります。

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2区間をまとめて1枚にできる「小田急・東京メトロ PASMO 二区間定期券」(画像出典:小田急電鉄)。

 発売条件は「東北沢駅(東京都世田谷区)以西の小田急線各駅と新宿駅」、「代々木上原駅と東京メトロ線各駅(発売範囲内の駅に限る)」という2区間の構成になることです。

 価格は、「町田~代々木上原~新宿・大手町」の通勤1ヶ月定期の場合、「町田~新宿」の通勤1ヶ月定期運賃12940円と、「代々木上原~大手町」の通勤1ヶ月定期運賃7660円を足した20600円になります。「町田~代々木上原~大手町」の通勤1ヶ月定期運賃は19930円ですから、プラス670円で代々木上原~新宿間も乗ることができる形です。

 なお、代々木上原~新宿間は大人片道154円(ICカード・自動改札利用時)。そのため町田駅発着の場合は、代々木上原~新宿間を月に2.5往復以上利用するなら「二区間乗車券」のほうが安い、ということになります(何回乗車すると安くなるかは発着駅によって異なる)。

 この「二区間定期券」は、通勤大人1・3・6ヶ月のPASMO定期券のみの発売。磁気定期券や通学定期券は対象ではありません。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. この文章だと、新宿からは土休日しか使えない、としか読めないんだけど、会社帰りに新宿へ寄り道してこの定期で帰る、って乗り方は出来ないの?

  2. 記事内の定期券区間の記載が間違っています。訂正を