日光・鬼怒川へのJR・東武共闘10周年 キャンペーン実施

かつて、ライバルとして火花を散らしていたJR(国鉄)と東武。それが手を組み、10周年になります。

40%引のきっぷなどを発売

 JR東日本と東武鉄道は2016年3月1日(火)、JR・東武直通の特急列車が運転開始から10周年になることを記念し、キャンペーンを実施すると発表しました。

 10年前の2006(平成18)年3月18日、栗橋駅(埼玉県久喜市)に設置されたJR宇都宮線(東北本線)と東武日光線を結ぶ連絡線を通じ、JR新宿駅と東武日光駅・鬼怒川温泉駅を結ぶ「日光」「スペーシアきぬがわ」といったJR・東武直通特急の運行が開始されました。かつて日光への旅客輸送で火花を散らした、JR東日本の前身である国鉄と東武。「競争」から「協調」への変化が当時、話題になりました。

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JR・東武直通特急のJR東日本253系電車(上)と、東武100系電車「スペーシア」。253系はかつて特急「成田エクスプレス」で使われていた(写真出典:東武鉄道)。

 キャンペーンは2016年3月18日(金)から2017年3月31日(金)まで実施され、抽選で日光市内のホテル・旅館宿泊券などが当たるほか、運賃・料金が40%引になるJR東日本の「えきねっとトクだ値(乗車券つき)」や東武カード会員限定の「JR・東武 日光・鬼怒川往復きっぷ」が4月と12月にも発売されます。

 また10周年の3月18日(金)には、特急「スペーシアきぬがわ3号」で「東武ワールドスクウェア」の入園券プレゼント(栃木駅発車後)といったイベントが行われる予定。日光旬旅倶楽部会員の宿泊施設では、この直通特急利用者へ「『JR・東武特急相互直通運転10周年』オリジナルコースター2枚1組セット」もプレゼントされます。

 JR東日本と東武はキャンペーン期間中、臨時列車の運転や様々なおもてなしを実施する予定といい、詳細は決まり次第、発表するとしています。

【了】

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