オープン間近の京都鉄道博物館、特徴は? 乗務員愛用の「秘密兵器」も

乗務員らがベッドで愛用する「秘密兵器」も

「京都鉄道博物館」には、乗務員らが宿舎で仮眠する際に使用する「秘密兵器」も展示されています。

 そうした場所では人によって仕事のスケジュールが異なる、すなわち起きる時間が異なるため、音を出して目覚ましにするわけにはいきません。そこで、寝るときに身体の下へ風船状のものを入れ、これが時間になったら膨らむことで目を覚まさせる、という装置が使われており、それが展示されているのです。

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空気で風船状のものを膨らませ、起床をうながす目覚まし装置(2016年4月1日、恵 知仁撮影)。

 空気を膨らませて起きた経験を持つ人は少ないと思いますが、実際にそれを使ったときの感想を聞いたところ、「強力」とのこと。

 この装置を実際に試すことはできないものの、体験イベントの開催などを考えているそうです。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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