大正元年の駅舎修繕 観光拠点として日光駅をリニューアル JR東日本

JR東日本が日光駅のリニューアルに着手。1912年に建築された駅舎などを大規模修繕し、観光駅としての強化を図ります。

「TRAIN SUITE 四季島」の停車駅に

 JR東日本は2016年4月21日(木)、日光線の終点・日光駅(栃木県日光市)をリニューアルすると発表しました。

 同駅では2017年春に運行を開始するクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の停車や、2018年4月~6月の「栃木ディスティネーションキャンペーン」開催などが控えています。しかし一方で、1912(大正元)年に建てられた駅舎をはじめ、一部施設で老朽化が進んでいることから、大規模な修繕、改修工事が実施されます。期間は2016年5月から2017年3月下旬までの予定です。

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日光駅1番線での、ホーム上家の建て替え後イメージ(画像出典:JR東日本)。

 駅舎では、外壁と屋根は修繕・耐震補強工事を、貴賓室および「ホワイトルーム」と呼ばれる旧1等待合室は修繕工事をそれぞれ実施。ホームの上家については、1番線は建て替え、2番線は屋根材の張り替えと塗装工事が行われます。

 このほか、トイレや団体改札・団体待合所をリニューアルしたり、跨線橋では窓を大きくするなどの内装改良や屋根葺き替え・塗装工事が実施されます。

 JR東日本は「これまでにも増して、皆さまに愛される日光駅になるよう」取り組んでいくとしています。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 線路の敷設ルートの問題も一因でしょうが10年以上も前から首都圏から日光への鉄道はJRとしては完全に諦めとなり、今では東武鉄道利用しか想定されていない程です。
    当のJRでさえも東武鉄道乗り入れ特急を運行させてしまっている程。それに伴い「日光駅」は時代に取り残された様子になっていて駅前も「東武日光駅」とは違い閑散としていて大変勿体なく思っていました。
    これをキッカケに東京・横浜方面から日光駅への直通特急復活などに繋がればと思うのですが・・・