東武「りょうもう」が台鉄「普悠瑪」のデザインに 共通の猿マークも

東武鉄道が台湾鉄路管理局(台鉄)との「友好鉄道協定」施策の一環として、特急「りょうもう号」の1編成を、台鉄の自強号「普悠瑪」のデザインに変更します。

共通の記念エンブレムも掲出

 東武鉄道は2016年5月12日(木)、特急「りょうもう号」に使用している200系電車のうち1編成を、6月17日(金)から台湾鉄路管理局(台鉄)の自強号「普悠瑪(ぷゆま)」のデザインに変更すると発表しました。

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台鉄の自強号「普悠瑪」のデザインに変わった特急「りょうもう号」のイメージ(画像出典:東武鉄道)。

 2015年12月に締結した「友好鉄道協定」による連携施策の一環として実施。栃木県の足利市や群馬県の館林、太田、赤城方面への特急である「りょうもう号」に台鉄の車両デザインを施し、台湾の人にも親しみをもってもらうことで、台湾から同方面への誘客を図ることを目的としています。東武鉄道によると、同社の車両が海外の鉄道事業者のデザインに変更されるのは初めてとのことです。

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台鉄の潮州~高雄~台北~台東~知本間で運行されている自強号「普悠瑪」(写真出典:東武鉄道)。

 台鉄の自強号は東武やJRだと特急に相当する列車で、「普悠瑪」はその愛称です。使用されるTEMU2000形電車は、白い車体に赤色のラインがデザインされ、側面には「TRA(台湾鉄路管理局)」の文字が施されています。今回の「りょうもう号」で実施される塗装変更においては、共通デザインの記念エンブレムや、今年新造された「普悠瑪」のみに掲出されている、今年の干支である「猿」のマークも掲出。塗装デザインを忠実に再現しているといいます。

 東武鉄道では今後も、日台間の交流人口増加を図るため、各種連携施策を行っていくとしています。

【了】

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