北朝鮮、異例の航空ショー開催 最高指導者のある意向が関係か

2016年9月、北朝鮮が航空ショーを開催します。旧式機が多く“動く航空博物館”される同国が、何を目的に、外国人を含む一般人も観覧可能な航空ショーを実施するのでしょうか。背景には、ある人物の存在が浮かび上がってきます。

異例中の異例、一般人を迎えてのエアショー

 2016年9月24日(土)および25日(日)、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の元山(ウォンサン)市において「国際親善航空フェスティバル」が開催されます。北朝鮮が外国人を含む一般客を迎え入れてのエアショー(航空ショー)を開催することは、異例中の異例といえる出来事です。

 元山国際親善航空フェスティバル準備委員会の公式サイトには、英語によって驚くほど丁寧に参加の方法やスケジュールが記載されています。9月24日は北朝鮮空軍(朝鮮人民軍空軍)および高麗航空によるアクロバットショーが午前、午後にわけて実施され、翌25日は空軍、高麗航空の航空機を地上に展示。さらに高麗航空による30分間の遊覧飛行や、平壌航空クラブのラジコン飛行機アクロバット展示が行われる予定です。

「傑作亜音速戦闘機」とされるMiG-17F。現在はほとんど訓練用にしか使われていないと推測される。写真は北朝鮮空軍塗装が施された米軍保有機(関 賢太郎撮影)。

 北朝鮮空軍と高麗航空は世界最大の“動く航空博物館”です。

 今回のイベントに、高麗航空機ではエンジンの騒音が酷くヨーロッパ諸国などで出入り禁止にされ他国では退役の進んだツポレフTu-134客機や、同じく騒音問題を抱え日本ではほとんど見られなくなったTu-154旅客機の展示が予定されており、さらに空軍機では主力戦闘機MiG-21や、現代でも有数の機動性を誇るMiG-29戦闘機、スホーイSu-25攻撃機などの参加が明らかにされています。

 北朝鮮空軍は、他国ではとっくに引退してしまっているような朝鮮戦争世代のMiG-15戦闘機やその発展型MiG-17戦闘機など、“魅力的なクラシック機”を多数保有。軍事パレードやアリランのマスゲームなどお祭り好きの北朝鮮ですから、飛行展示の規模はかなり充実したものになるかもしれません。

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