近大ナマズ、Peach機内食に登場 ナマズ普及へ前進か

日本ではあまり一般的な食材ではないナマズ。それを使った機内食が、Peachに登場します。その名も「近大発うなぎ味のなまずごはん」。実際にそれを食べてきました。

ウナギより3割以上安く

 LCCPeachが、機内で「近大発うなぎ味のなまずごはん」を提供するのに先立ち、報道関係者向けに2016年5月18日(水)、試食会を行いました。

 マグロの完全養殖などで知られる近畿大学とのコラボレーションによるメニューで、同大学が開発した泥臭さをなくし、あぶらをのせてウナギの味に近づけられた「近大発うなぎ味のナマズ」を使用。ウナギの漁獲量が減少し、価格が高騰する昨今、近畿大学の有路昌彦教授によると、ウナギでは2000円以上になるところ、「近大発うなぎ味のナマズ」を使うことにより1350円に抑えられたとのこと。

2016年6月1日から、Peach機内で提供される「近大発うなぎ味のなまずごはん」。錦糸卵にナマズの蒲焼きがのる(2016年5月18日、恵 知仁撮影)。

 商品化のアプローチはPeach側からで、同社の機内食におけるコンセプト「おもろい」「美味しい」「イノベーティブ」に近いこと、リーズナブルでLCCのPeachに合うことなどがその理由といいます。

 この「近大発うなぎ味のなまずごはん」が用意される便は、飛行時間が90分以上の国内線と、沖縄~ソウル両発着路線、東京発台北行き路線を除く国際線。提供開始は6月1日(水)からで、約700食の数量限定です。

 ちなみに、記者が実際にそれを食べたところ、泥臭さはまったくなく、ウナギとはやはり同じではないものの、淡泊すぎずほどよくあぶらを感じる白身の魚、という印象でした。有路教授によると、ナマズが一般的な食材ではない日本は世界的に珍しいそうですが、今回、機内食にそれが登場し「一般の人があたりまえに食べるもの」に近づいたこと、それに大きな意味があるといいます。

 近い将来、日本でも魚を食べたいときの選択肢として、「ナマズ」が普通に出てくるかもしれません。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

この記事の写真一覧

関連記事

最新記事

コメント