日本人もOK 国内初、全利用者に無料Wi-Fi提供 東京モノレール

訪日外国人向けに、無料の公衆無線LANサービスを用意する鉄道事業者は少なくありません。そうしたなか東京モノレールが国内の鉄道事業者で初めて、日本人を含む全利用者を対象にそのサービスを開始します。

アプリのダウンロード、パスワードは不要

 山手線と接続する浜松町駅と、“東京の空の玄関”羽田空港を結ぶ東京モノレールは2016年7月13日(水)、すべての利用者を対象に公衆無線LANサービスを開始すると発表しました。訪日外国人向けに公衆無線LANサービスを実施する鉄道事業者は少なくありませんが、同時に全駅および全車両で全利用者を対象に、無料公衆無線LANサービスの整備が完了するのは、東京モノレールが日本の鉄道事業者で初とのこと。

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無料公衆無線LANサービスが利用可能な場所には、このステッカーが掲示される(画像出典:東京モノレール)。

 この「TOKYO MONORAIL Free Wi-Fi」サービスは、東京モノレール線の全駅と全車両で利用が可能。アプリのダウンロードやパスワードの入力は不要で、メールアドレスもしくはSNSアカウントによる認証で1回につき1時間、使うことができます。利用回数の制限はありません。日本語のほか英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に対応します。

 サービスの開始は2016年10月1日(土)から。東京モノレールは「今後も訪日外国人のお客さまはもとより、全てのお客さまに安心・快適にご利用いただくために、様々な施策に取り組んでまいります」としています。

 東京モノレールは、羽田空港と都心部の輸送で京急電鉄やバスなどと競合関係にあり、羽田空港の駅における1日あたりの乗降人数(2014年度)は東京モノレールが6万6043人(羽田空港国際線ビル駅、羽田空港第1ビル駅、羽田空港第2ビル駅)、京急電鉄が9万9520人です(羽田空港国際線ターミナル駅、羽田空港国内線ターミナル駅)。

【了】

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