関空は過去最高71.4万人 夏の国際空港利用者が1~2割増、就航や増便などで

国内の国際空港各社が、夏季期間における国際線の旅客数予想を発表。就航や増便、訪日外国人(インバウンド)増加によって各社が軒並み、前年より1~2割多い利用を見込んでいます。

成田は就航や増便で利用者1割増

 国内の国際空港各社がこのほど、今年の夏季期間(8月10日~8月21日)における国際線の旅客数予想を発表しました。

 成田空港の利用者数は昨夏以降の就航や増便により、前年同時期と比べおよそ1割増え、出国が56万9700人、入国は52万5800人と予測されています。ピークは、出国が8月11日(木、祝)で5万5000人、入国が8月15日(月)で4万7700人。ハワイ、グアムなどのリゾート路線や台湾などの近距離路線が比較的人気といいます。

 羽田空港は出国が28万600人、入国は27万4400人で合計55万5000人(前年同時期比20.7%増)の利用が見込まれています。出国のピークは8月11日(木、祝)で2万6000人、入国のピークは8月21日(日)で2万4600人です。

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2015年の訪日外国人はおよそ1974万人で、出国する日本人を初めて上回った(画像出典:photolibrary)。

 中部国際空港(セントレア)は定期便と臨時便、チャーター便をあわせた便数が前年同時期より68便増え624便に。予約総数は、出国が9万7900人、入国が9万5300人で、出入国あわせて対前年同時期比15.5%増という状況です。出国のピークは8月14日(日)で9500人、入国のピークは8月21日(日)で9400人と見込まれています。

 方面別予約数では、中国への出国が最多の2万5500人で、ヨーロッパ、中東方面は昨年同時期より2500人減の6800人で最も少ない状況です。

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