【乗りもの豆知識】救急車のサイレンは複数 消防車式「ウーウー」はどんなとき?

救急車のサイレンというと「ピーポーピーポー」ですが、場面によって「ウーウー」が使われることがあります。これらのサイレン、どのように使い分けられているのでしょうか。

昔は「ウーウー」だけだった

 救急車がサイレンを鳴らして走っていく光景は普段よく目にしますが、サイレンの音が場面によって使い分けられていることは、あまり知られていないかもしれません。

 そもそも救急車は市民から要請があり、そこへ「緊急走行」で駆け付ける場合、道路交通法施行令第14条の「緊急の用務のため運転するときは(中略)サイレンを鳴らし、かつ、赤色の警光灯をつけなければならない」という規定に従い、「音」と「光」で自らの存在をアピールしながら走行します。

全国消防長会によると2016年4月1日現在、全国733の消防本部で計5160台の救急車(高規格含む)が配備されている(写真出典:photolibrary)。

 サイレンは基本的に「ピーポーピーポー」で、「ピー」「ポー」それぞれ0.65秒ずつ、合計1.3秒でひとつの周期となります。千葉県の匝瑳市横芝光町消防組合消防本部によると、救急車のサイレンはかつて消防車と同じように「ウーウー」でしたが、具合の悪い人に配慮した音として「ピーポー」を採用。東京消防庁では1970(昭和45)年から導入されています。

 しかし実際は常に「ピーポー」ではなく、消防車と同じ「ウーウー」が使われることもあります。大阪市消防局によると、赤信号を進むときや交差点を渡る際に、注意喚起を目的として「ウーウー」というサイレンを使用。救急隊員によると、サイレンの切り替えは助手席に座っている救急隊長が、道路や周囲の状況に応じて臨機応変に行っているといいます。

 ちなみに大阪市消防局内では、「ピーポー」は「ピーポーサイレン」、「ウーウー」は「ウーウーサイレン」と“そのまま”呼んでいるそうです。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 消防車のサイレンで、ウーウーサイレン以外にも、ずっと高い音のサイレンで緊急走行してる事もあるよ。

  2. 昔は機械式のサイレンしかなかったからウーウーだけだったというのもあるのでしょうね。