土砂流入で不通の西武多摩湖線、復旧までに1か月かかる可能性

台風9号の雨により線路わきの土砂が流入し不通になっている西武多摩湖線について、西武鉄道は復旧までに1か月程度かかる可能性があるといいます。

臨時バス運行、終電繰り下げ実施

 西武鉄道は2016年8月23日(火)、台風9号の大雨で線路に土砂が流入し、運転ができなくなっている多摩湖線の萩山~西武遊園地間について、運転再開までは1か月程度かかる可能性があることを発表しました。

 8月22日(月)午前11時半ごろ、西武遊園地発、国分寺行き各駅停車(4両編成)が武蔵大和駅(東京都東村山市)に向かっていました。西武鉄道によるとその際、運転士が線路わきの電柱の傾きに気付き列車を停止。状況を確認していたところ、停車中の列車と線路のあいだに線路わきの法面の土砂が流入し、最後尾の4両目を押し上げたといいます。台風による雨で地盤が緩んだことが原因とみています。

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土砂が流入し動けなくなった車両と同じ101系電車。ワンマン運転に対応(写真出典:photolibrary)。

 これにより8月22日(月)は多摩湖線・萩山~西武遊園地間で上り54本、下り56本(合計110本)が運休。3390人に影響が出たとしています。

 今後、運転見合わせのあいだは、武蔵大和駅と東村山駅(東京都東村山市)のあいだで、平日の朝と夜に臨時バスによる代行輸送を実施。またそれ以外の時間帯は通常の路線バスを振替乗車として利用してほしいとしています。

 また、西武園線の東村山発、西武園行き列車の終電繰り下げも実施。平日の通常ダイヤの西武園行きは東村山発23時31分が最終ですが、臨時で0時5分、0時25分、0時40分の3本が追加されます。なお、土休日については別途改めて告知されます。

【了】

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