今年は28倍 「富士総合火力演習」人気のワケ チケットなしで楽しむ方法も

実弾を使用して行われる自衛隊の「富士総合火力演習」がいま、特に高い人気を集めており、チケットがプレミア化。背景にはどんな理由があるのでしょうか。また楽しむのは、チケットがなくとも可能。その際は“ここ”に注目です。

近年、特に高まった「そうかえん」人気 背景にあるのは

 2016年7月14日(木)、陸上自衛隊は「平成28年度富士総合火力演習」の観覧について一般公募抽選会を実施。その応募倍率が28倍に達したことを発表しました。

2015年に実施された「そうかえん」の様子。戦車などによる実弾射撃のほか、航空機からの空挺降下も行われる(関 賢太郎撮影)。

 毎年8月下旬(今年は8月28日(日)の10時から12時)、東富士演習場(静岡県)にて一般公開のもと実施される「富士総合火力演習」、通称「そうかえん」は陸海空自衛隊の戦車や装甲車、航空機が一堂に会し、実際の戦闘をシミュレーションする大規模な実弾演習で、“本物の迫力”を体感できる稀有な機会とあって、毎年多くの見学者を集めます。特に近年は人気が急上昇しており、2012年の時点でも一般公募12倍という高競争率でしたが、2013年には一気に倍増し21倍に。そして2015年は過去最高の29倍に達しました。

「多くの方々にご理解いただき、大変ありがたく思っております。今後も国民の皆様のご理解をいただけるよう、努力して参る所存です」(陸上幕僚監部広報担当)

「そうかえん」が、かくも人気急上昇した理由はどこにあるのでしょうか。尖閣諸島や南シナ海など東アジアの不安定な情勢から、国民の安全保障への関心が高まっている、というのもひとつの理由でしょう。また、2012年末から2013年春にかけて放映されたテレビアニメ『ガールズ&パンツァー』の影響も大きいでしょう。実際の因果関係はともあれ、同作品の放映直後である2013年夏に開催された「そうかえん」は先述の通り、かつてない規模で見学希望の申し込みが殺到しました。

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