銀座線の一部区間、11月の土日計4日間に終日運休 渋谷駅で線路切り換え

東京メトロ銀座線・渋谷駅の移設にともなう線路切り換え工事のため、2016年11月の土日計4日間に、同線の一部区間が終日運休します。当日は東京メトロや都営地下鉄などで振り替え輸送が実施される予定です。

将来、銀座線渋谷駅は約130m移設

 東京メトロは2016年9月13日(火)、銀座線の渋谷駅移設にともなう線路切り換え工事のため、11月の土日計4日間に一部区間を運休し、折り返し運転を行うと発表しました。

Large 160913 metroginzasen 01
渋谷駅の線路切換工事に伴い、2016年11月5日、6日、19日、20日の計4日間、渋谷〜表参道間と青山一丁目〜溜池山王間が運休になる(画像出典:東京メトロ)。

 運休は2回。1回目は11月5日(土)から翌6日(日)まで、2回目は11月19日(土)から翌20日(日)までです。工事当日は、列車が渋谷〜表参道間と青山一丁目〜溜池山王間の2区間で、初電から終電まで運休します。なお、諸事情により工事が中止された場合は、それぞれ翌週の土日に運休日(工事日)が変更される予定です。

 工事当日は折り返し運転が実施されます。表参道〜青山一丁目間では、日中はおよそ12分間隔、溜池山王〜浅草間では、日中は約3分間隔で運行。あわせて当日は東京メトロ全線、都営地下鉄全線、JR山手線全線などで終日振り替え輸送も行われます。

Large 160913 metroginzasen 02
銀座線の渋谷駅は、現在の位置から表参道駅方面に約130m移設される計画(画像出典:渋谷区、東京メトロ)。

 地上3階部分にある銀座線の渋谷駅は、渋谷駅街区基盤整備にあわせてリニューアルが進行中。新しい駅は現在の位置から表参道駅方面におよそ130m移動した先の、明治通り上空に設けられる計画です。降車と乗車が別々になっているホームは、新しい駅では2本の線路に挟まれる形でひとつになり、現在より拡幅されたうえでホームドアも設置されます。

 今回の工事は、この駅移設工事の一環として、新しいホームを築造するスペースを確保するため、現在の線路が南側に移設されます。なお新しいホームは、2019年度に使用が開始される計画です。

【了】

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

3件のコメント

  1. 運休区間が2つに分かれているのが不思議な点ですが、渋谷~赤坂見附に折り返せる場所がないため、溜池山王折り返しとするしかありません。しかし、これでは他の路線が通っていない外苑前にアクセスできないため、表参道~青山一丁目のピストン輸送も行われるようです。

    銀座線は、日本人・外国人問わず観光客の利用が特に多い路線です。乗り換え需要の大きい赤坂見附や渋谷での乗り換えができないとなると、多くの乗客が混乱することが予想されます。的確な情報提供と案内を行えるよう、銀座線各駅には最大限の人員配備を行う必要がありそうですね。

  2. 井の頭線がこれで完全孤立化。井の頭線の乗り替えよかったのに

  3. 銀座線の渋谷駅のホームが移設されるので区間運休はしょうがないです。