〈PR〉本格レストランに野菜直売所まで…SA・PA最新事情を現地から報告

高速道路を利用する人には欠かせないサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)ですが、最近は本格的なレストランやフードコート、直売所など“観光スポット”としての人気が高まっているようです。その魅力を現地から報告します。

2016年4月リニューアル、関越道・上里SAを訪問

 高速道路を利用する人には欠かせないサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)ですが、「運転に疲れたので休みたい」「軽く食事を取りたい」、そんな目的で立ち寄っていたのは、もはや過去の話。

 地元の食材を使った本格レストランや大型商業施設顔負けのフードコート、旬の野菜が買える直売所、果てはテーマパークまで、SA・PAはかつての“立ち寄る場所”から“観光スポット”へと大きく様変わりしています。

 これからのシーズン、旅行や帰省などで、高速道路を利用する人も多いはず。そこで、乗りものニュース編集部では、2016年4月にリニューアルオープンした、埼玉県上里町の関越道・上里SA(上り)を訪問。現地から最新のSA・PA事情を報告します。

「三州の出会い」テーマの限定商品が多数

 都心から1時間半余り。私たちを待っていたのは、シックで落ち着いたトーンの外壁が上質さを感じさせる建物でした。施設内は広々としたスペースにモダンインテリアが並び、明るい色調が印象的。とりわけ目を引くのが、群馬、長野、新潟の「三州の出会い」をテーマにした、たくさんの飲食店や売店です。

Large 160916 sa 01
2016年4月にリニューアルオープンした上里SAの外観(2016年7月、下山光晴撮影)。

 群馬名産のこんにゃくを販売する「こんにゃくの里」は、煮込んだ玉こんにゃくをその場で食べてもオーケー。信州名物「おやき」の老舗「いろは堂」は「わさび野沢菜おやき」を上里SA限定で発売。新潟特産「笹だんご」の「笹だんご家」では、笹の香りともっちりした食感が特徴の“本場の味”を楽しめます。

 おみやげも「三州の出会い」をテーマにした商品を幅広くラインナップ。こんにゃく(群馬)とリンゴ(長野)、コシヒカリ(新潟)を使用した「三州そぼろ」や、富岡製糸場(群馬県富岡市)の世界遺産登録を記念して発売された「半熟カステーラ」、こんにゃくとリンゴ、米粉を使った銘菓「朱鷺の子」はすべて、上里SA限定販売です。

Large 160916 sa 02
「三州の出会い」がテーマのおみやげを販売する(2016年7月、下山光晴撮影)。

 また、上里SAには一般道用の駐車場もあるため、地元の人たちが限定商品を買いに来ることもあるそうです。

Large 160916 sa 06
限定商品を求めて、地元の人が買い物に訪れることも(2016年7月、下山光晴撮影)。

 続いてフードコートに移動しましょう。

群馬産ポークの「ロース豚丼」に思わず「うまい」

 フードコートは4月のリニューアルに伴い、座席数が160席から240席へと大幅に増加。各店舗が「三州の出会い」をテーマに、バラエティーに富んだメニューを提供します。

「上州ぽーく亭」は、群馬産ポークを使った豚丼やカツ丼を販売。一番人気の「溶岩焼きロース豚丼」は、「溶岩グリル」で焼き上げたロース肉に甘口のタレがよく絡んで、記者も思わず「うまい」とうなってしまう一品です。

Large 160916 sa 04
「溶岩焼きロース豚丼」はロース肉に甘口のタレがよく合う(2016年7月、下山光晴撮影)。

 SA出店は珍しいという、街でおなじみの「天丼 てんや」では、群馬産鶏肉を使用した「赤城どり野菜天丼」「日本海いか天丼」など三州に関連するオリジナルメニューを用意。また、フードコート内の製麺所「KAMISATO 麺工房」は、地元・埼玉産の小麦を使ったうどんを、隣接する「うどん・そば 彩の国」に提供するほか、「らーめん 那の福」「ちゃんぽん 潮菜」で使用する麺も作るこだわりようです。

Large 160916 sa 03
「天丼 てんや」では「赤城どり野菜天丼」などを提供する(2016年7月、下山光晴撮影)。

 上里SAのフードコートは、全体を見渡すと、調理の様子がはっきりわかる構造になっているのも印象的。オリジナルメニューの数々を舌だけでなく、目で楽しむこともできます。

Large 160916 sa 05
調理の様子がわかるように工夫された各店舗(2016年7月、下山光晴撮影)。

 運営するロイヤル空港高速フードサービスの中本義幸事務長は「製麺の様子が見えるようにしたほか、溶岩グリルの炎など、視覚的にも楽しめるように工夫しました」と話します。中本事務長によると、リニューアルの最大の目的は、上里SAを旅の“目的地”に変え、より一層楽しい旅を実現することだそう。リニューアル前に比べて、利用者は2割近く増えているといいます。

高速道路の旅にオススメ、渋滞情報が一目でわかる

 ここまで進化したSA・PAの魅力、うまく伝わりましたか。この夏、家族や友人と高速道路の旅に出かける人は、SA・PAを利用する機会も多いのではないでしょうか。

 高速道路といえば気になるのが渋滞ですね。そこでオススメしたいのが、交通情報サービス(東京都港区)が提供する「交通渋滞情報」。各IC区間の渋滞や規制の状況、所要時間が一目でわかる「詳細情報マップ」をはじめ、クルマの旅に欠かせない便利なサービスが満載です。

iPhoneアプリ「ATIS交通情報」ダウンロード(無料)はこちらから

登録はこちらから

【了】

この記事の写真一覧

最新記事