「宝物のSL」をホテルの部屋に 「機関車の街」高崎にデゴイチルーム誕生

高いところにあって「自然」な文字列とは

「荷物室」の上にある棚には、「架線注意」という表記がされていました。

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頭をぶつけかねない「荷物室」上部の棚。そこにあるのは「架線注意」(2016年9月、恵 知仁撮影)。

「架線」とは、線路の上に張られている電気の流れている電線。そしてこの「架線注意」の表記は、整備で車両に登ってそれに触れてしまう、といったことがないよう、注意喚起のため蒸気機関車などの上部に貼られているものです。ごくかんたんにいえば「頭上注意」的な意味であるため、「D51 498ルーム」の高いところにある棚へこの表記がされていることは、鉄道ファンにはとても自然で、また「ニヤリ」とするポイントでしょう。

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客室ドアにあるD51 498と同じ表記(2016年9月、恵 知仁撮影)。

 同様な「ニヤリポイント」は部屋の各所にあり、たとえば客室のドアには対応するATS(自動列車停止装置)を示す「P」「Ps」、JR東日本の高崎車両センターに所属することを意味する「高」など、実際のD51 498にある表記が再現されています。

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