ウィラーの新しいスタンダードに 新3列シート「Luxia」登場、その内容とは?

いよいよ車内へ 新シートの実力は?

「Luxia」は、座る人が対面する座席の背面や、ひじ掛け、収納テーブルに木材を使用。車内の床もフローリングにしており、「家のリビングのフローリングやソファーをイメージ」(平山社長)しているといいます。

 独立3列、コンセント付き、全部で24の座席は、それぞれカーテンで仕切ってプライベート空間をつくることが可能。そこには、おもなターゲットとする女性の「充実したプライベートタイムをサポートする」という目的があります。ちなみに、ウィラーのバスに乗るのは「6、7割が女性のお客様」(平山社長)だそうです。

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「Luxia」は座席背面など、座っている人の目につくところに木材を使用している(写真出典:ウィラー・エクスプレス・ジャパン)。

「試行錯誤をくり返し、シートのクッション性にこだわりました。フットレスト、座面、背もたれでそれぞれ最適な固さに調整しています」(平山社長)

 そのシートは、手動のリクライニングで136度まで倒せるだけでなく、同社オリジナルの「電動ゆりかごリクライニング」で座席そのものを傾けることで、最大146度まで倒れます。平山社長は「ハンモックで寝ている感じ」と話します。

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全24席の車内。シートの前後間隔は1160mmと、1人あたりの空間が十分に得られる(2016年9月、中島洋平撮影)。

「Luxia」は東京~関西間の便から導入したのち、東京~名古屋、新潟、仙台間など、同社の主力の夜行バス路線に投入。いずれ昼行便にも拡大していくとのことです。

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コメント

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1件のコメント

  1. 中央席でカーテンを閉められると最左席から外へ出るのが凄く大変なのですが、今回も改善されてないのは残念です。中央席左のカーテンは無くして欲しいですね。