東京メトロ、スタートアップと「未来の東京」創造へ ベンチャーを生かせるのは大企業

東京メトロが提供する「経営資源」とは? 提供できないものも

 この「東京メトロ アクセラレーター2016」では、東京メトロがグループのさまざまな「経営資源」をスタートアップ企業に提供。協業による「新しい価値の創造」が目指されます。東京メトロが提供する具体的な「経営資源」は以下の通りです。

・1日延べ707万人存在する利用者へのアプローチ
・東京圏における195.1kmの鉄道ネットワーク
・都心部を中心とした地域の玄関口である179の駅
・337編成(2728両)の車両
・駅構内店舗、商業ビルなどの関連事業施設
・駅構内広告、デジタルサイネージ、公式サイト、「東京メトロアプリ」、フリーペーパーなどの各種媒体
・鉄道運行などに関して東京メトロが保有する様々なデータ
・その他

 1日延べ707万人という利用者は、私鉄・地下鉄で日本最大。また東京メトロの鉄道ネットワークは、相互直通運転先も含めると首都圏各所、532.6kmにもおよび、そうした東京メトロ線以外も「経営資源」のひとつと考えることが可能です。場合によっては、そのような相互直通運転先も含めた展開もあり得ると、東京メトロの企業価値創造部 課長補佐の小林峰史さんは話します。

 ただ小林さんによると、東京メトロの広告キャンペーン「Find my Tokyo.」に登場している女優の石原さとみさんは、提供できる「経営資源」に含まれないそうです。

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