悲劇、愛車のライトに黄ばみが… 予防、対策はできるのか

日焼けした肌をはがすように 黄ばんだヘッドライト、効果的な対策

 クルマに乗り続ける限り、ヘッドライトの黄ばみ問題と付きあい続けるしかないにしても、せめてそれを軽減させる方法はないのでしょうか。

 効果的な対策は「黄ばみを削り落とす」「紫外線がポリカーボネートに届かないようにする」の2点です。

 すでに黄ばみが発生しているヘッドライトは、コンパウンド系の磨き剤を使うのが効果的。日焼けした肌をペリペリはがすような感覚で、紫外線によって黄変劣化を起こしている表面だけを削り落としていくイメージです。

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ヘッドライトが黄ばんでしまったら、コンパウンド系の磨き剤を使うのが効果的(写真出典:gefufna/123RF)。

 そうして黄ばみを軽減させた、あるいはまだ黄ばみが発生していないヘッドライトに対しては、ガラスコーティングなどを施すのも効果的です。元々、ポリカーボネート製ヘッドライトには、紫外線に素材を直接さらさないためのコーティングが施されており、黄ばみはそのコーティングがはがれたために発生している場合が多いからです。新たにコーティングなどを施すことで、紫外線にポリカーボネートを直接さらさず、劣化を抑制できます。

 ほかには、ヘッドライトの光源を熱発生がひかえめなLEDに取り替えたり、駐車時にクルマを日なたへさらさないよう気をつけるといった対策も考えられます。前述したとおり、ヘッドライトの黄ばみは人間の日焼けと同様の現象なので、それを抑えるには肌の日焼け対策並みに気遣いが必要なのです。

【了】

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コメント

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4件のコメント

  1. それはヘッドライトの「カバー」ではないのか? カバー部分だけを随時取り替えてヘッドライト本体・光源部分を長く使うようにできないものか? よく知らないけど。

    • 昔はレンズでしたが、今はただの透明カバーです。安全や防水の為に簡単には外せない様です。外せれば内側も磨きたいのですが。

  2. 原因が紫外線だとわかっているなら坑紫外線コーティングをすればよいだけと考えるが?
    もっともコーティングが物理的に剥離する時間が坑紫外線効果より早ければ意味はないのだが。

    • 本文中に "黄ばみはそのコーティングがはがれたために発生している場合が多いからです。"
      クルマの最前面なので環境は過酷でしょう。