あの大和西大寺駅も体験可能!? アプリ『Train Drive ATS 近鉄奈良線』開発へ

運転自体のほか信号やダイヤなど、「列車の運行」をリアルに再現しているスマートフォン・タブレット端末向けのトレインシミュレーターアプリ『Train Drive ATS』。その近鉄奈良線版が開発されます。実際の路線データや運行情報が使われ、「複雑さ」で知られる「あの駅」もアプリに再現される予定です。

東武、京王に続き

 近鉄情報システムが2016年11月17日(木)、スマートフォン・タブレット端末向けのトレインシミュレーターアプリ『Train Drive ATS 近鉄奈良線』の開発に着手したと発表しました。

『Train Drive ATS』は、ゲームクリエイターの伊藤高弘さんと、有志スタッフによってリリースされたアプリで、2012年に東武鉄道、2014年に京王電鉄をモデルにしたものが登場(ともにiOSのみ)。信号システムやダイヤなど「リアルな電車」にこだわっており、ダウンロード数は合計およそ600万ダウンロードに達したといいます。

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『Train Drive ATS 近鉄奈良線』開発中のデモ画面(画像出典:近鉄情報システム)。

 その東武、京王の続編として登場するのが、この近鉄奈良線版。近鉄情報システムと伊藤さんが共同開発し、近鉄監修のもと、路線データや駅名、運行情報など細部へ至るまで、近鉄奈良線をリアルに再現する予定だそうです。すでにリリースされている東武と京王のアプリは、それがモデルにされ、その車両が登場していますが、路線や駅は架空のものでした。

 また近鉄奈良線には、同線と近鉄の京都線、橿原線が「立体」ではなく「平面交差」することによる複雑な配線、列車の運行で鉄道ファンに知られ、テレビ番組にも採りあげられた大和西大寺駅(奈良市)が存在。その状況も、アプリに再現される予定です。

 対応OSはiOSとAndroid。詳細は今後発表され、販売開始は2017年8月頃が目指されています。

【了】

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