サーブ社、防衛省へ何を売る? クルマはすでに別会社、現商材こそ「本業」

自動車メーカーとして一定の年齢層以上にはお馴染みのサーブ社ですが、現在クルマとは無縁で、そして日本の防衛省に売り込みをかけているそうです。何を売り込むつもりなのでしょうか。

クルマの「サーブ」、まもなく消滅

 北欧スウェーデン王国に本拠を構える「サーブ(SAAB)社」と聞けば、おそらく多くの日本人にとっては自動車メーカーとしてのイメージが強いのではないでしょうか。特に日本では、バブル景気時代に“通好み”のクルマとして根強い人気を誇りました。

 しかし2017年をもって自動車の「サーブ」ブランドは消滅します。そしてあらたに「NEVS」ブランドとして再出発することになっています。

1978年に発売され、日本国内でも人気を博したサーブ900。写真は86年に発売されたカブリオレモデル(写真出典:artzzz/123RF)。

 とはいえ、企業としての「サーブ」は健在です。もともとサーブの本業は航空防衛産業であり、クルマの「サーブ」は現在、ブランド名だけを引き継いだ別会社が製造、販売しているのです。

「SAAB」はスウェーデン語で「スウェーデン航空機株式会社」を意味する語の頭文字をとったものであり、戦闘機の開発製造を目的に創業されました。その本家たるサーブはいま、日本への市場拡大を目指すべく防衛省への売り込み活動を活発化させています。サーブは防衛省へ何を売りたいのでしょうか。

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