阪神・淡路大震災で被災した道路構造物の保管庫を特別開館 体験の講演も 阪神高速

阪神・淡路大震災から22年を迎える2017年1月に、阪神高速道路が、被災した高速道路構造物などを保存、展示する「震災資料保管庫」を特別開館。震災対応に関わった関係者などの講演も開かれます。

地震で一部倒壊した3号神戸線

 阪神高速道路は2016年12月26日(月)、阪神・淡路大震災から22年を迎える2017年1月に、被災した阪神高速の構造物を保存、展示する「震災資料保管庫」(神戸市東灘区)を特別開館します。

 地震によって3号神戸線で一部区間の橋脚が倒壊するなど、大きな被害が出た阪神高速。「震災資料保管庫」は、その被災経験を風化させることなく後世に継承し、防災対策研究の一助とすることを目的に、特徴的な被災構造物34点を展示している施設です。

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「震災資料保管庫」では阪神・淡路大震災で被災した道路構造物が保存、展示されている(写真出典:阪神高速道路)。

 今回の特別開館は2017年1月14日(土)午前10時から17時、15日(日)正午から17時(両日とも最終受付16時)に実施。参加費は無料で、自由に見学が可能です。阪神高速関係者による被災構造物の案内や、震災対応に関わった社員および当時の阪神高速道路公団職員による体験の講演なども予定されています。

 なお「震災資料保管庫」では通常、毎月第1、第3週の水曜と日曜に限り、事前予約制で一般の見学を受け入れています。行政関係者や専門技術者、学校の地震防災学習を目的とした見学者が国内外から訪れているとのことです。

【了】

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