「飛鳥II」次の世界一周はリーズナブル? 20年前並みの価格、他社との比較は…

郵船クルーズが、2018年に実施する「飛鳥II」による世界一周クルーズの概要を発表しました。世界のクルーズ各社が実施する世界一周クルーズと比べ、どのような商品になっているのでしょうか。

「飛鳥II」2018年の世界一周クルーズ発表

 郵船クルーズは2017年2月22日(水)、2018年に「飛鳥II」(5万142総トン、乗客定員800人)が実施する世界一周クルーズの概要を発表しました。

 通常のショートクルーズでは1泊5万円近い料金であるのに対し、この世界一周クルーズ(102日間)は、早期割引で申し込めば330万円で乗船できるというもので、1泊換算で3万円程度になり、大方の予想を大きく下回る料金設定になりました。

 しかも3年ぶりにスエズ運河を経由、初めての寄港地も8港含まれるといった新味のあるコース設定で、「4月の申し込み受付開始以降、そう遅くないあいだに完売となる可能性もある」(旅行会社)と、早くも話題を呼んでいます。

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シンガポールに停泊する「飛鳥II」(画像:郵船クルーズ)。

 コースは、2018年3月25日に横浜、26日に神戸を発ち、シンガポール、オマーン(サラーラ)などを経由してスエズ運河、地中海に向かいます。ギリシャ(ミコノス)やイタリア(チビタベッキア、ローマの外港)など地中海沿岸諸港を訪れ、ポルトガル(リスボン)を経てオランダ(アムステルダム)やイギリス(ロサイス)など、欧州だけでも10か国を訪問します。

 さらにカナダ(ハリファックス)、アメリカのボストン、ニューヨークやボルチモア(ワシントン)に寄港したあと、中南米諸国を巡りつつパナマ運河を通過し、ハワイ(ホノルル)を経て7月4日に横浜、5日に神戸に帰港するという日程。全部で26港に寄港し、そのうち8港が初寄港といいます。

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