日本初 鉄道会社主催「リノベーションスクール@東急池上線」始まる

「新しいビルを造ることだけが『街の再生』なのか」、そんな課題意識を持つ東急電鉄により、東急池上線の池上駅周辺で「リノベーションスクール」が始まりました。どのような効果を街に与えるのでしょうか。

街の未来を再定義する「リノベーション」

 日蓮宗の大本山・池上本門寺に近い、東急池上線の池上駅(東京都大田区)周辺エリア。古くから住宅と工場が共存する地域ですが、東急電鉄によると近年、就業人口の減少や空き家の増加といった課題を抱えているそうです。

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山手線と接続する五反田駅から約9kmの位置にある東急池上線の池上駅(2017年3月3日、中島洋平撮影)。

 そこで東急電鉄は、遊休不動産の活用を通じて街に新しいビジネスを生み出す「リノベーション」の手法に着目。「リノベーションスクール@東急池上線」と題し、一般参加により池上地域にある4つの物件を活用して事業計画を立案する機会を設けました。2017年3月3日(金)から5日(日)の3日間で、全国より集まったおよそ30人の参加者が4班にわかれて事業計画を練り、当該物件のオーナーへ提案していくというものです。こうした「リノベーションスクール」はこれまでも全国で行われていますが、鉄道会社が主催するのは初めてだそうです。

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