SLで夜桜見物へ 3種類の客車連結、2日間限定で運行 大井川鐵道

大井川鐵道が「夜桜SL列車」を運行します。旧型客車のほか、お座敷車や展望車も連結。2日間だけの特別な列車です。

新金谷~家山間で運転

 大井川鐵道(静岡県島田市)は2017年3月3日(金)、沿線にある桜の名所、家山へ夜桜を見に行く「夜桜SL列車」を2日間限定で運行すると発表しました。

 2016年に運行が始まった「夜桜列車」が、今年は蒸気機関車(SL)を使った列車にグレードアップします。運転日は3月31日(金)と4月1日(土)です。

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「夜桜SL列車」に連結されるお座敷車のイメージ(画像:大井川鐵道)。

 行きは新金谷18時00分発、家山18時28分着。帰りは家山20時14分発、新金谷20時44分着です。編成は「蒸気機関車+旧型客車+お座敷車+お座敷車+展望車+電気機関車」で、家山へは蒸気機関車が、新金谷へはE10形電気機関車が牽引(けんいん)します。

 大井川鐵道によると、写真撮影ツアーの「ナイトトレイン」以外で、SL旅客列車を夜間に運転するのは珍しいとのこと。また団体列車で使用することが多いお座敷車と展望車も特別に連結するといいます。なお客車では、蒸気機関車からの蒸気による暖房が使用されます。

 代金は大人5500円(展望車利用は6000円)、子供3800円です。金谷~家山間の往復乗車券と急行料金に加え、おつまみ、缶ビールまたは甘酒、子供はジュースとお菓子が付きます。定員は各日150人です。大鉄観光サービス本社営業所で参加申し込みを受け付けています。

 家山では3月25日(土)から4月9日(日)まで「かわね桜まつり」を開催。夜は桜のライトアップも実施されます。

【了】

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