復活「レビン」は「雷凌」 「上海モーターショー」のユニーク車名、懐かし車名

なぜ? 日本で終わった車名が中国で復活している理由

 日本で終わったブランドが海外で復活、というのは、記憶に新しいところでは2013年の「ダットサン」があります。「ダットサン復活!」のニュースを受けて往年の日産ファンは色めき立ったものですが、ダットサンのバッジが付けられるクルマは海外(新興国)向けの比較的安価なモデルであり、理由は「日産やインフィニティのブランドイメージを守るため」とわかると、なかなか複雑な気分にもなったものです。

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トヨタの中国におけるプラグインハイブリッドのロゴ。エンジンとモーターで「双撃」(H.Kato撮影)。

 では中国において「レビン」や「アヴァンシア」を車名として復活させている理由はどこにあるのでしょうか。クルマ好きの日本人で、おおよそ40代以上にとってみれば「キャーなつかしー♪」となっても、中国ではニューモデルなわけですから、懐かしさを感じる人もそう多くはなさそうです。とはいえ、単に「カローラ」の兄弟車なら、(商標OKなら)「スプリンター」でもいいわけですが、そこで「レビン」が選ばれたのはやはり、「レビン」のブランド力に込められた期待もあると思うのです。

「レビン復活!」となれば、日本市場は関係なくても、やはりトヨタの本拠地がある日本のメディアに取り上げられることも多いでしょう。それに、これは筆者の憶測にすぎませんが、「雷凌」は雷から電気、そしてパワフルなハイブリッドと連想されるイメージもあるのかなと。「雷凌」はなんといってもトヨタブランド初のオール中国製ハイブリッド車です。

 ちなみに、トヨタのハイブリッド車は中国では「双撃」と記します。エンジンとモーター双方で「撃」とは、カッコよかったです。漢字の持つパワーを感じられるのも日本人だから、かもしれませんが。

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コメント

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1件のコメント

  1. 加藤久美子さんが過去に「道交法上、制限速度で走っているときに後続車に追いつかれたら道を譲らなければならない。」って間違ったことを記事に書いたから、道交法27条を誤って解釈してる人が大量生産されたんだけど・・・・該当箇所は後日しれっと消したみたいだけど後の祭り。

    訂正記事出さないの??

    40を40で走っていてよく煽られるので本当に怖い思いをしているのです、久美子さん、あなたのせいです。