「ななつ星」再び阿蘇へ 日本三大車窓やスイッチバックも 2018年3月から

JR九州が、2018年3月から豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」の3泊4日コースを変更。再び阿蘇を訪れるほか、門司港駅見学や肥薩線運行などが新たに盛り込まれます。

門司港駅、宇佐神宮観光なども予定

 JR九州は2017年5月29日(月)、豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」の3泊4日コースについて、2018月3月中旬からルートを大幅に変更すると発表しました。

 駅舎の復原が進む門司港駅(北九州市門司区)をはじめ、宇佐神宮(大分県宇佐市)などの観光が新たに盛り込まれます。

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2018年3月から3泊4日コースの運航ルートが変わる「ななつ星IN九州」(2014年11月、恵 知仁撮影)。

 現在、3泊4日コースは、博多を出発し、1日目に久大本線を経由して由布院へ、2日目に日豊本線を南下して宮崎や隼人へ、3日目は肥薩おれんじ鉄道を北上して水俣へ、そして4日目に博多に帰着するルートです。当初は阿蘇地方を訪れていましたが、2016年4月の熊本地震により豊肥本線の一部が不通になっていることなどから、九州を一周するルートに変更されていました。

4日目は日本三大車窓の区間も経由

 新ルートでは、1日目に門司港駅や宇佐神宮を観光し、阿蘇駅(熊本県阿蘇市)で車中泊。2日目は阿蘇駅のレストラン「火星」での朝食も盛り込まれます。そして“由布院御三家”とも呼ばれる旅館「由布院 玉の湯」「亀の井別荘」「山荘無量塔」に宿泊。3日目は宮崎市内観光ののち、鹿児島中央駅へ移動して車中泊します。最終4日目は肥薩線経由で北上。日本三大車窓の眺めや、ループ線とスイッチバックがある大畑(おこば)駅(熊本県人吉市)での散策、そして人吉市内観光も楽しめます。

 運行時刻や料金などの詳細発表は9月中旬、新コースの発売は10月1日(日)の予定です。JR九州は「運行ルートの変更により、九州の新たな一面を体験していただくとともに、これまでと同様に地元の皆さまの温かいおもてなしに触れ、さまざまな出逢い、ドラマ、感動をお楽しみいただく旅をご提案して参ります」としています。

 なお、2017年10月~2018年2月分は、3泊4日コース9回と1泊2日コース5回、また、特別コース3本(計238部屋)の旅行が設定されています。JR九州によると、これらに対し応募は3787件あり、平均倍率は16倍。最高倍率は2017年10月24日発の3泊4日コース「DXスイートA」の166倍でした。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. もう危ないとこ行くの止めたら?

  2. そもそも被災者救援できなかったんでしょう?もう廃車にして災害救援車に改造したら?

  3. 被災者をまともに救援できないわ、復旧すら出来ないくせにしょーもないことするな。

    くだらないパフォーマンスやるヒマあるなら、さっさと復旧させたら?