豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」運行開始 その特徴は? 「瑞風」だけの楽しみも JR西日本(写真36枚)

「瑞風」客室の特徴は? この列車だけの部屋も

「瑞風」は10両編成。16の個室があり、旅客定員は30名(エキストラベッド使用時は34名)になります。

「ロイヤルツイン」

 個室は3クラスで、そのうち最も多く用意されているのが「ロイヤルツイン」で13室です(うち1室はユニバーサル対応)。

Large 170617 mizukaze 08 Large 170617 mizukaze 09 Large 170617 mizukaze 10
ベッドルーム状態の「ロイヤルツイン」。
スイッチにも「千鳥」の細工が。
通路側の扉を開けると、左右の車窓を楽しめる。

「ロイヤルツイン」は各室に専用のトイレ、洗面台、シャワーを備えます。ベッドは収納式で、昼間はリビング、夜間はベッドルームと変化。また通路側のドアを開ければ、左右両側の車窓を楽しめるよう工夫されています。一部の窓が開閉でき、“沿線の風”を感じられるのもポイントです。

「ロイヤルシングル」

 2室用意されているのが「ロイヤルシングル」。名前の通り1人での利用が想定された部屋で、この「1人用個室」は日本の豪華クルーズトレインのなかで「瑞風」だけが持つ特徴です。

Large 170617 mizukaze 11 Large 170617 mizukaze 12 Large 170617 mizukaze 13
ソファ状態の「ロイヤルシングル」。
「ロイヤルシングル」バスルーム。トイレは温水洗浄便座。
2段ベッド状態にした「ロイヤルシングル」。

 個室には、昼間はソファとして利用できるベッド、ライティングデスク、トイレ、シャワーを設置。ベッドは2段ベッドにして、2人で使うこともできます。

「ザ・スイート」

「瑞風」の最上級個室は、1室のみ用意されている「ザ・スイート」。“1両1室”というぜいたくな空間利用が特徴で、世界的にも希少といいます。この“1両1室”の部屋があるのも、日本の豪華クルーズトレインのなかで「瑞風」だけが持つ特徴です。

Large 170617 mizukaze 14 Large 170617 mizukaze 15 Large 170617 mizukaze 16
「ザ・スイート」の寝室(画像:JR西日本)。
「ザ・スイート」のリビング(画像:JR西日本)。
「ザ・スイート」のバスルーム(画像:JR西日本)。

 個室にはリビング、ダイニング、寝室のほか、エントランス、バスタブを備えたバスルーム、そしてプライベートバルコニーも用意。トイレは2か所あり、乗り合わせた人を部屋に招待する場面にも対応できる「スイートの格式」を備えているといいます。またソファはベッドとしても使え、寝室と合わせて最大4人で利用可能です。

この記事の画像をもっと見る(36枚)

テーマ特集「【鉄道】瑞風、四季島、ななつ星…クルーズトレインの特徴、サービス、料金は?」へ

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

4件のコメント

  1. JR九州もJR東日本もそうだが、そんな無駄な車輌を数十億もかけて開発、投入するくらいなら、老朽化した保安設備の更新に回すべきだった。第一そういう観光列車は老朽車輌の改装で充分。背任罪に問える位。

  2. 前のトワイライトもGT-Rも何とか頑張ればロックオンできたけど?こりゃ俺には無理!北海道さんふらわあが定期を欠航してまで熊本の被災地で仮ホテルとしての運用が検討されたように列車もそろそろ考えてもいいんじゃないかと思うね、これって燃料があれば非電化区間も走れるんだよね?

  3. 機関車無いの?

    • まるっきり無い訳じゃないが、残っているDD51やDE10もすでに製造から40年以上経過した老朽機
      先の事を考えたら現実的じゃないですね
      5月に仙石線ラインのハイブリッドディーゼルカーに乗りましたが快適でしたよ
      鉄道車両のテクノロジーもどんどん進化していますよ