「JR最高」で宇宙も楽しめる観光列車「HIGH RAIL 1375」デビュー その特徴は?(写真38枚)

「HIGH RAIL 1375」の車内、座席は? 1人でもグループでもOK

「HIGH RAIL 1375」は2両編成で、1号車には向かい合わせの4人掛け「BOXシート」(8席)、2人が並んで窓を向き座る「ペアシート」(14席)、窓側に向けられた1人掛けの「シングルシート」(7席)という3タイプの座席を用意。それぞれテーブルがあり、飲食などがしやすい構造です。

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さまざまなタイプの座席が並ぶ1号車車内。
「星座」の柄になっている座席。
「HIGH RAIL 1375」の物販カウンター。

 1号車には物販カウンターも用意され、「HIGH RAILコーヒー」や「ポッポ牛乳」「信濃ワイン(赤・白)」「小海線ベーグル」といった飲食物や小海線沿線のお土産、またクッションや星座グラスといった「HIGH RAIL 1375」のオリジナルグッズが販売されます(一部営業しない時間帯もあり)。

 2号車には「ギャラリーHIGH RAIL」と、21席のリクライニングシート、トイレを設置。インテリアデザインは1号車、2号車とも先述した四季の星々をあしらった座席になっているほか、金属風の質感をベースにしたリベット調の窓枠、アート調の装飾を施した黒板風の壁面など随所に意匠をこらし、「ワクワクするような旅の時間」を提供するとのこと。

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2号車の車内。両車両とも、天井の照明が星のよう。
金属風の質感をベースにしたというリベット調の窓枠。
左が「HIGH RAIL 1375」、右が通常のキハ110系ディーゼルカー。

「HIGH RAIL 1375」はディーゼルカーで、1号車は宮城県の小牛田運輸区に所属していたキハ110系、2号車は盛岡車両センターに所属していたキハ100系を改造して誕生しました(改造後の車番はそれぞれキハ112-711、キハ103-711)。キハ110系、キハ100系ともローカル線の普通列車などに使われていた車両ですが、改造でその姿を大きく変えています。

 ちなみに1号車のキハ110系は1991(平成3)年から2013(平成25)年まで小海線を走っていた車両で、このたび古巣へ帰ってきたことになります。なお改造は、JR東日本の長野総合車両センター(長野市)で行われました。

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コメント

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1件のコメント

  1. こんなの作ったかと思えば一方で国鉄色に塗り戻したり、まだまだ国鉄色が現役で走る路線もあるに何をやってんだか、小海線はやはりキハ52や58がノーマルで走る姿に価値かあったし清里周辺の開発は逆に艶消しもいいとこだ!昔に高原へいらっしゃい!と言うドラマがあったが今のような小海線沿線ではロケ地には選ばれまいな、