熊本の観光特急「あそぼーい!」、地元・阿蘇で運行再開 震災後初、復興の力に(写真20枚)

厳しい状況にある九州、「あそぼーい!」帰郷の大きな意味

 阿蘇へ帰ってきた観光特急「あそぼーい!」の一番列車(92号)は、別府駅を9時16分に発車。そして11時30分ごろ、地元の幼稚園児やキャラクター「くまモン」「あか牛くん」たちが出迎えるなか、終点の阿蘇駅に到着しました。そして「あそぼーい!」は11時48分、大勢に見送られ今度は「あそぼーい!91号」大分行きとして阿蘇駅を発車しています。

「『あそぼーい!』が帰ってきて、駅に大勢の観光客が降りたつという以前の“当たり前の光景”がよみがえってきました。復興の元気になります」(阿蘇市経済部観光課 秦 美保子課長)

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阿蘇を行先に掲げる観光特急「あそぼーい!」(2017年7月8日、恵 知仁撮影)。

 また今回、観光特急「あそぼーい!」が“帰郷”するにあたり、一番列車の始発駅である別府駅で出発セレモニーが行われる予定でしたが、2017年7月に福岡・大分県を中心に発生した豪雨災害を受け、中止になっています。

 ただ阿蘇市観光課の秦課長によると、阿蘇駅では、熊本地震で被災したときに応援してもらったこと、被災地である阿蘇から厳しいときにこそ復興に向けた元気を伝えたいという思いから、「あそぼーい!」の歓迎、見送りイベントを行ったそうです。

 なお「あそぼーい!」は熊本地震発生後からこれまで、博多駅と門司港駅(福岡県北九州市)のあいだ、博多駅とハウステンボス駅(長崎県佐世保市)のあいだで運転されていました。

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コメント

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12件のコメント

  1. もう少し様子を診たほうがよいのでは?

  2. ずっと竹下に留置していたからね
    やっと走れてよかったね

  3. 修学旅行が九州を外すあたりが痛いらしいね、でも仕方ないよな危ないんだから、またこれで巨大余震や噴火に見舞われたら高望みの受験失敗と同じで何故止めてくれなかった?また警戒レベルの引き上げ引き下げに地元気象に責任が飛ぶのか?何せ予知困難な自然だから復興と復元を間違わぬように慎重に出発進行を願いたいね、

  4. 観光にしか頼らないのは観光公害を実感していない発展途上国並みの浅知恵。イタリアでは最早観光公害が深刻な問題となっている。

  5. そこにしか舵きれない船は座礁が転覆だな!

  6. 言っては悪いが隣県じゃ家や生活が流されてんのに自粛できねーの?復興ってな似た境遇に配慮すんのもそうじゃないの?

  7. 観光には「観光公害」が付きまとうのだろうけど、復興のために大分回りであそぼーいを運行することも意義のあることだと思う。今週の豪雨もまた心配な点だがその時期だからこそ運行する意義がある。

    • 意義ね・・・

    • あそ

  8. あそぼーい、と言うのは洒落か?確か?黄色塗装の時に利用したかな?窓口で展望席に空きがあると意味も分からず席割りしてもらったが景色に印象無し、JRのロマンスカーバージョン?ただキハ181の血族らしくてエンジン喧しい

    • ちなみにもともとこれはオランダ村特急(上から赤白青)として当時非電化だった路線用として投入、その路線が電化された後はゆふいんの森Ⅱ(緑)、シーボルト(上から赤白青)、ゆふDX(この時が黄色)とたらい回しとなり、今にいたる。ちなみにSL人吉は初代(?)あそBOYの蒸気機関車が危険なほど老朽化したため、本来投入すべき安全対策費用を削ってまで客車もろとも無駄金投じて延命改装したもの。

    • 勘違いならすまないが電車と協調運転やってなかったけか?この非力じゃ無理かな?北海道の普通気動車は協調の為にキハ261と同ユニットだと聞いたんだけど?