東京メトロの「冷水機」、消えた? 蛇口タイプの水飲み場全廃で気になるその行方

旅客サービスとして設置、好評を博すも…

――東京メトロに冷水機が初めて設置されたのはいつごろでしょうか?

 1966(昭和41)年6月で、足元にあるペダルを踏むと水が噴き出す「プレッシャー形」と呼ばれる冷水機を、17駅に計20台、旅客サービスの一環として設置しました。設置当時の社内報を見ると、「暑さに向かうおりから利用客になかなかの好評を博している」と書いてあります。

――冷水機が撤去された場所は現在、どのようになっているのでしょうか?

 お客様の移動に支障がないよう原状回復を行い、通常のホームの一部となっています。

※ ※ ※

 冷水機を撤去したことで、薬を飲むときに不便を感じるといった駅利用者の声も寄せられているそうです。これに対し東京メトロは、「駅事務所にお声がけいただければ、服用のお水をご提供しております」としています。

【了】

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コメント

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6件のコメント

  1. 正直なところ「維持管理費を削減したいから」でしょ。あと、蛇口タイプも冷水器タイプも薬を服用するには不便(特に粉末タイプ)。改札口で頼もうにも他の利用者への対応で待たされる事が多いのだからケチらずにペットボトルの水を買ってベンチで服用すればいいだけの事。苦情を言ってくるのは「水はタダが当たり前」の固定観念が今だに取れない(敢えて取ろうとしない)世代の人達なのかな?

  2. 衛生上やいたずら対策もあるのかな。

    • 多分そうでしょう。
      冷水機の衛生は誉められたもんじゃないし、
      蛇口を開いたままにする酷いイタズラもあるし。
      それとホームの混雑かな。

  3. まあ使わんねえ。水道水を直飲みすることも無いし、衛生面の不安な冷水器に至ってはもっと無い。PET飲料を買うか、水筒を持ち歩くかですね。350cc以下の水筒ならさほどかさばらないし、ホームじゃなくても飲めるし。ちょっと手を洗いたいなあと思うことはあるけど、それはトイレに行けばいいもんね。

    • まあ。設置された当時は自販機も一般的ではなかったし、ましてミネラルウォーターなんて言葉も日本ではまず聞くこともなかったし。時代の変化で役割を終えたものの一つかな。

  4. 冷水器は電気代がかかるし、人の口に入るだけに衛生管理も大変から、廃止やむなしだね。
    しかし、駅のホームに水道があると結構ありがたい。ちょっと手を洗ったりウガイぐらいには使えるし、ホームで粗相する人もいるだろうから、(駅員や清掃員が)そのような場合の清掃にも使える。