ドリームリフター、スーパーグッピー…異形すぎる飛行機、なぜ生まれた?(写真12枚)
輸送機とひと口にいえど、見慣れた旅客機のようなものもあれば、そこからはるかに外れた姿をしたものまで多種多様です。そうした異形の輸送機はどのような目的で作られたのでしょうか。
巨大パーツを運ぶ特別な輸送機
ロケットや飛行機の部品など、普通の輸送機では運べない巨大なパーツ輸送のために作られた飛行機があります。大きな収納スペースを設けたその異形な輸送機は、現在の航空産業においてなくてはならない物になっています。
アポロ計画の輸送用に作られた輸送機
1961(昭和36)年から1972(昭和47)年にかけ、NASA(アメリカ航空宇宙局)が推進していた、月への有人宇宙飛行をめざすアポロ計画。この計画のために巨大なロケットの部品を輸送する航空機が必要になり、ボーイングの輸送機C97「ストラトフレイター」をベースに作られた巨大輸送機「プレグナントグッピー」(妊娠したグッピーの意)が使用されていました。
ところが、この機体だけでは輸送が追いつかず計画が遅延するということで、エンジンをレシプロからターボプロップに換装した「スーパーグッピー」(B-377SG)を開発します。
ちなみにこの特集の写真にはないのですが、VM-Tアトランテの胴体は非常に細長く、その上に巨大なタンクを積載して飛行中の写真を見ていると、いつ荷物が転げ落ちても不思議ではないくらいです。
巨人機、異形機大好きだから、お腹いっぱいw
ドリームリフターはデスクトップモデル持ってる。