京急、都営、京成で「忘れ物自動通知サービス」試験導入 紛失防止IoTタグを活用

京急電鉄と東京都交通局、京成電鉄が2017年9月30日から、紛失防止IoTタグ「MAMORIO」と専用アンテナを活用した忘れ物自動通知サービスを試験導入しています。

所持品の位置情報がスマートフォンに届く

 京急電鉄と東京都交通局、京成電鉄は2017年9月30日(土)から、ポータルサイト「落し物ドットコム」を運営するMAMORIOと連携し、紛失防止IoTタグ「MAMORIO」と専用アンテナ「MAMORIO Spot」を活用した忘れ物自動通知サービスを試験導入しています。

 これは、「MAMORIO」を付けた所持品を紛失し、京急線や都営線、京成線に届けられた際、タグから発信された電波を「MAMORIO Spot」が受信し、スマートフォンに所持品の位置情報を自動的に通知するサービス。羽田空港と成田空港につながる各線で落とし物や忘れ物が多く届けられている状況を受け、落とし物の早期発見と、迅速で確実な引き渡しを実現するといいます。

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「MAMORIO Spot」を利用した位置情報通知のイメージ(画像:京急電鉄)。

 専用アンテナ「MAMORIO Spot」の設置場所は以下のとおりです。

●京急線
・「京急お忘れものセンター」(京急鶴見駅付近)
・品川駅(忘れ物取扱所)
・羽田空港国内線ターミナル駅(第1ターミナル側改札案内窓口)
・金沢文庫駅(忘れ物取扱所)
●都営交通(地下鉄、バス、都電、日暮里・舎人ライナー)
・「お忘れものセンター」(春日駅徒歩1分)
●京成線
・「お忘れ物センター」(京成高砂駅隣接)
・京成上野駅(駅長室)
・京成津田沼駅(駅長室)
・京成成田駅(駅長室)
・空港第2ビル駅(駅長室)

 試験導入は当面のあいだ行われる予定。なお「MAMORIO」は1個3780円で、大手家電量販店や百貨店、オンラインショップなどで販売されています。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. これはいいね。
    成田や羽田から出国しようとした時に、電車の中に荷物を忘れてしまった!!なんてことが少なくなかったんだろう。
    ましてパスポートや航空券が入っていたら一大事。ところが、今回の三者を行き来する列車なんてごまんとあるから、さて俺の荷物今何処だ?なんて話になってしまう。
    大の大人の注意力が壊滅的になりつつある今日だから、保険という意味でも有意義だろう。ただ、難点としては都営の対応ヵ所がなんで春日なんだ?折角のシステムが効果半減ではないか。浅草線の何処かの駅で対応させようや。

    いずれは他線の相互直通区間でも導入されるといい。例えば、小田急~東京メトロ~JR東日本常磐線とか。