観光仕様の「いろは」編成、2018年4月投入 JR日光線の205系電車を改造

JR日光線を走る205系電車のうち1編成が、観光仕様の編成「いろは」に改造されます。

2ドアに改造 大型荷物置き場を設置

 JR東日本大宮支社は2017年11月16日(木)、日光線で運用している205系電車のうち1編成を観光仕様に改造し、2018年4月に投入すると発表しました。

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日光線「いろは」編成の外観イメージ(画像:JR東日本)。

 編成の愛称は「いろは」。JR東日本大宮支社は由来について、日光の名所のひとつである「いろは坂」と、「物事のいろは」を掛け合わせたとし、「日光への旅の始まりである日光線の車内で、日光の様々な魅力を感じていただきたい」という意図を込めたといいます。

 車内のデザインは木目調とし、座席も「クラシックルビーブラウン」をベースとした配色で落ち着いた雰囲気に。つり革も、木を使用したものに変わります(優先席付近を除く)。ドア上に新設される案内表示器は外国語表記に対応。客室内の照明はLED化されます。

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クロスシートが並ぶ車内のイメージ(画像:JR東日本)。
大型荷物置き場のイメージ(画像:JR東日本)。
フリースペースのイメージ(画像:JR東日本)。

 さらにフリーWi-Fiを導入。乗降用ドアは片側4か所から2か所に減り車内空間が確保されるほか、フリースペースや大型荷物置き場なども設けられます。

 外観は「レトロ」を意識したデザインに。側面には、キスゲや華厳の滝、男体山、社寺の彫刻などに登場する龍や鳳凰など、日光の自然や象徴的なものが配置されます。

「いろは」編成は、2018年4月1日(日)から日光線の定期列車として運行される予定です。

【了】

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コメント

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9件のコメント

  1. 種車か205系て、、、もうちょっと、なかったのかなあ、っていう。

    • 下手に209系500番代とかに手を出すと今度は整備に手間隙かかる。部品の補給整備からすれば最悪の中の最善ではないかと。

    • せいぜい5〜6年使う程度のつもりではないかと。豪華列車でもない限り最近のイベント車両は短命に終わるケースが多いし。

    • 205系代替車投入までの最低10年、下手すれば20年位はそのままと見たが。

  2. 間に合わせじゃなくて、ちゃんと新車で造りなよ。
    かえって高くつくぞ。

  3. 205系でここまでやれたのはすごいと思う

  4. 老骨を隠居させずに鞭打って働かせるのが鉄道事業としての、い・ろ・は?

  5. 新車だと費用が回収出来ないからでしょう。過去には201系を改造したのもあったし今では209系改造車があるし。
    それよりも今だにワンマン運転路線じゃないのが不思議な位。ワンマン運転化の代わりに増発(最長一時間間隔に戻す)と駅の新設(沿線に建物が点在する割りには駅間距離が物凄く長い)を実行する事は出来ないのかな?

    • 日光線オンリーならそりゃ無理だわな。
      この車輌はここだけ、という発想では。