田園都市線、その後 相次いだトラブル、東急が打ち出した3つ対応とは?(写真40枚)

トラブルが相次いだ田園都市線の地下区間。緊急安全総点検を行い、課題や対策を検討した東急が、今後実施していく点検業務を公開しました。「特殊な環境」という地下区間で東急は、どのように安全安定輸送を実現していくのでしょうか。

10月と11月に相次いで

特殊な環境の地下区間、東急はどう対応していくのか。その作業を公開(1分30秒)。

 渋谷駅と中央林間駅(神奈川県大和市)を結ぶ東急電鉄の田園都市線。2017年、その地下区間(渋谷~二子玉川)にて停電トラブルが相次ぎました。

●2017年10月19日(木)朝9時06分
発生箇所:三軒茶屋駅
支障時間:2時間56分(渋谷~梶ヶ谷)
影響人員:12万6800人
運休本数:田園都市線117本
原因:電力ケーブルがショートし、駅設備と池尻大橋~駒沢大学間の信号設備が停電。電力ケーブルが張り替えで太くなったにもかかわらず、電力ケーブルと接する形でネズミ対策のため設置していたプラスチック板がそのままだったことから、このプラスチック板が食い込んで電力ケーブルが損傷。ショートに至ったと推定される。

●2017年11月15日(木)朝5時35分
発生箇所:池尻大橋~駒沢大学間
支障時間:4時間22分(渋谷~二子玉川)
影響人員:12万6400人
運休本数:田園都市線155本
原因:電車に電気を供給する線路上空の架線(電車線)が停電。ケーブル(き電ケーブル)表面についてしまったキズが、時間とともに拡大。絶縁が保てなくなり、ショートしたと推定される。

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田園都市線の地下区間を点検する軌陸車。線路も道路も走れる(2018年2月7日、恵 知仁撮影)。

 これを受けて東急電鉄は、2017年11月18日(土)から12月13日(水)まで「緊急安全総点検」を実施し、必要な予防的補修を行ったうえ、対策を検討。今後、安全安定輸送を確保するため実施していく点検作業の様子を2018年2月7日(水)深夜、報道陣へ公開しました。

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コメント

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4件のコメント

  1. 東京メトロの点検方法を参考にする他、不可能なのは承知だが、始発の繰り下げ、終電の繰り上げ(代わりに運転間隔の短縮)による保守間合いの確保も考慮すべき。

  2. これは渋谷駅の待避線の有無も影響してそう。
    取り分け、田園都市線は60万人以上の利用者がいながら島式1面2線で裁いているからほぼ毎日混雑している。
    それ故に渋谷駅は2面4線にする必要があったが、今は逆に意味が無いような気がする。
    大井町線ルートなら品川駅や新橋駅に出やすいから尚更。

  3. いやいや…東急特に田園都市線は無理でしょー
    きっとなんにも変わらないと思うねー
    そもそもが儲け主義なので無理
    田園都市線なんて何十年も前から殺人電車と言われてるのに、全く改善されないし…
    遅れるのは当たり前、車内も夏は暑くて冬は寒い…なぜなら設け主義だからエアコンや送風機つけない!
    これじゃ改善は見込めないですね。

    • エアコン送風機なしって、何十年前の話?まさか今現在の話をしているわけではないですよね。