鉄道1日券は「24時間券」へ? 沖縄、東京に続き名古屋でも導入予定 その効果は

名古屋市交通局が、市営地下鉄1日乗車券の「24時間券」化を予定しています。24時間券はすでに東京メトロなどでも導入されていますが、どのような効果があるのでしょうか。

「大がかりな改修」を経て2019年度導入

 名古屋市交通局が、市営地下鉄1日乗車券(以下、1日券)の「24時間券」化を予定しています。2018年2月9日に発表された市の2018年度予算概要に、それに向けた「機器の改修等」という項目が盛り込まれました。

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1日乗車券の「24時間券」化が予定されている名古屋市営地下鉄。写真は東山線(恵 知仁撮影)。

 名古屋市交通局によると、これまでの1日券は、午前から使用を開始しても、夕方から使用を開始しても、その日の終電まで有効でした。これを、使用開始から24時間有効にするといいます。同局に詳しく聞きました。

――24時間券化は、どのような券が対象なのでしょうか?

 これまでの「地下鉄全線1日乗車券」を24時間制とします。磁気カードタイプのものと紙のきっぷ、双方が対象で、値段も大人740円、子ども370円で据え置きます。「バス・地下鉄全線1日乗車券」や「ドニチエコきっぷ」など、バスも対象とする乗車券については従前のままです。

――なぜ導入するのでしょうか?

 観光客の利便制を高める目的で、市会でもこの24時間券化について答弁しました。午後に名古屋へ到着した人にとっては、効果が大きいと考えています。

――いつごろ導入するのでしょうか?

 2018年度に機器の改修を行い、2019年度に導入する見込みです。発券機および駅改札機を24時間券に対応させることとなりますが、従来の磁気券情報の伝送方式では容量が足りず、新たな方式を導入しますので、やや大がかりな対応となります。

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コメント

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2件のコメント

  1. 良い企画だと思う

  2. 出来るといいなぁ(o^^o)