成田空港が保安検査場を拡張 最新設備の導入で待ち時間緩和

成田空港の保安検査場が、最新の保安検査設備「スマートセキュリティレーン」を導入してリニューアル。検査効率の向上により、待ち時間や混雑の緩和を図ります。

明るく開放的で、ストレスの少ない検査場を実現

 成田国際空港は「FAST TRAVEL」の一貫として、第1・第2ターミナルにおける国際線保安検査場のリニューアルを発表しました。

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リニューアル後の保安検査場のイメージ(画像:成田国際空港)。

 FAST TRAVELとは、出国手続きの自動化を促進し、利用者の待ち時間や混雑緩和を図るサービスです。今回のリニューアルでは、保安検査場が2倍に拡張され、最新の保安検査設備が導入されます。また、出発旅客の高揚感を演出するため天井や床などを改装し、開放感と明るさを大幅に改善。検査手順も分かりやすく表示します。

 保安検査場の拡張に合わせて導入されるのが「スマートセキュリティレーン」です。検査レーンを従来の10mから18mに延長し、検査準備の効率化を促します。また、手荷物はレーンに載せると自動搬送され、移動の手間と負担を軽減。自動搬送の途中で検査機を通過するため、再検査が必要な手荷物をレーン側で自動的に仕分けもしてくれます。

 本リニューアルは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に万全の保安体制で臨むべく、2019年度中の完成が目標です。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. ハード整備も大事かもしれないけど、保安検査員の確保と待遇改善はできているんですかねぇ…